【雅子BLOG】『アデル、ブルーは熱い色』!

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『アデル、ブルーは熱い色』-(C)2013-WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS - FRANCE 2 CINEMA - SCOPE PICTURES - RTBF (Télévision belge) - VERTIGO FILMS
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いよいよ公開! 第66回カンヌ国際映画祭で見事パルムドールに輝いたアブデラティフ・ケシシュ監督の最新作『アデル、ブルーは熱い色』。エマとアデルを演じたレア・レドゥとアデル・エグザルコプロスにもパルムドールが贈られるという映画史に残る快挙を成し遂げました。そうと聞けばなんとしてでも観たい! 昨年の東京国際映画祭でもいち早く特別上映されたけれど、予定が合わず断念、やっと観ることができたのはマスコミ試写のギリギリ最終日…。さぁさ、いよいよですよ!

バスでリセに通う高校生のアデル。恋に悩む普通のリセエンヌだ。ある日、デートの待ち合わせに向かう途中、青い髪をした女性とすれ違う…。一瞬時が止まったかのような衝撃を覚え、それはアデルの人生を変えてしまうような出来事だった。しばらくしてバーで再会を果たすや、やがてお互いを強く求め合う――。

原作はジュリー・マロの「ブルーは熱い色」というコミック。ケシシュ監督はこの原作を読み、自ら描いていたプロジェクトと組み合わせ映画化に踏み切った。女性の熱情の話、教師をしている女性、そして二人の女性の壮大な愛の物語だ。ちなみに日本でも発売されているので興味のある人はぜひ(原作ではアデルではなく、クレモンティーヌ)。グラフィックノベルや漫画を基にした作品がパルムドールを獲るのは初めてのことだとか。

驚くのは3時間という長い尺。にも関わらず、また女性同士の(本気の?)写実的なセックスシーンのリアルさにも関わらず爽やかな印象を残しているのは、とことん美しさにこだわったというケシシュ監督のしつこい演出と、やはりレア(・セドゥ)とアデル(・エグザルコプロス)の二人の女優の存在だろう。彼女たち無くしては映画はあり得ない圧倒的な存在感。特に同名のアデルを演じたアデルは、自身と融合するような自然な演技でみずみずしく、感情豊かに熱演している。時折見せる三角に開いた口元が魅力。また、すでに数々の話題作に出演している人気女優のレアの品の良さは言うまでもなく、レズビアンをクールに演じている。このケミストリーが多くの奇跡を生んだのは間違いない。けれども決して遠いものではなく、日常レベルで感じるあたたかさ。二人の若い裸体と共に、愛に溢れる中で。

女性の社会的地位やそれにまつわる背景、同性愛などの偏見や、恋愛と孤独、やがて迎える破局、その後の成長という普遍的なテーマを丁寧に描き出す渾身の作品だ。生きることは歓びであり、生命力に溢れ、切なく、美しい。ケシシュ監督5作目、堂々のパルムドール受賞作、ぜひとも大画面で。明日4月5日(土)より公開。
《text:Masako》

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