※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

石井裕也らを輩出「PFFスカラシップ」、今年は25歳の新鋭女流監督を支援!

『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞「作品賞」「監督賞」ほか6冠を達成した石井裕也監督始め、日本映画の第一線で活躍する監督たちを数多く輩出してきた「PFFスカラシップ」

最新ニュース スクープ
注目記事
鶴岡慧子(監督)/PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ(仮)』
鶴岡慧子(監督)/PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ(仮)』
  • 鶴岡慧子(監督)/PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ(仮)』
  • PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ(仮)』
  • PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ(仮)』
  • 鶴岡慧子(監督)/PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ(仮)』
  • PFFスカラシップ作品『過ぐる日のやまねこ(仮)』
『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞「作品賞」「監督賞」ほか6冠を達成した石井裕也監督始め、日本映画の第一線で活躍する監督たちを数多く輩出してきた「PFFスカラシップ」。第23回目となる今年は、25歳の新鋭・鶴岡慧子監督、脚本による『過ぐる日のやまねこ(仮)』をクラウドファンディングで支援することが分かった。

幼少期に体験した父親の死を機に、当時の記憶が曖昧のまま東京でひとり生活する時子(21歳)。ある晩、突発的に深夜バスに飛び乗り、幼少期を過ごした田舎町へと向かう。その町の高校生・陽平(18歳)もまた、身近な人間の死によって孤独感にさいなまれる毎日を送っていた。偶然に出会った時子と陽平、2人の“喪失”が互いに癒され、記憶が甦る時、2人の“死”にまつわる真実が明らかになるーー。

『恋の罪』『ヒミズ』で国際的にも評価されている園子温、最新作『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』の公開を控える矢口史靖、『フラガール』『悪人』『許されざる者』の李相日、『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子、さらに昨年『鍵泥棒のメソッド』で芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞「最優秀脚本賞」を受賞した内田けんじ、今年の各映画賞を席巻し『ぼくたちの家族』『バンクーバーの朝日』が控える石井裕也など、現在の日本映画界を牽引する監督たちを輩出してきたPFFスカラシップ。

例えば、石井監督の商業映画デビュー作『川の底からこんにちは』(第19回スカラシップ)は、2010年カナダ・モントリオール ファンタジア映画祭で「最優秀作品賞」「最優秀女優賞」(満島ひかり)を受賞するなど、国内外から多くの注目を集めたが、今回新たにデビューを飾るのは、大学の卒業制作『くじらのまち』で第34回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード」において「グランプリ」と「ジェムストーン賞(日活賞)」のW受賞を果たした鶴岡慧子監督だ。

鶴岡監督は1988年、長野県上田市生まれの25歳。田舎町から東京へ出た少女を描いた『くじらのまち』は、第63回ベルリン国際映画祭への正式招待ほか世界10カ国で上映され、台湾では劇場公開を果たすなど、世界的にも高い評価を受け、将来を期待されている。

その功績により、2013年7月には出身地である上田市より市長表彰を授与。そして2014年3月、上田市内でほぼ全篇撮影された東京藝術大学大学院の修了作品『あの電燈』を製作するなど、生まれ育った地元を“撮る”ことにこだわる。

撮影中の本作もまた「私が生まれ育ってきた長野県にある片田舎での記憶がもとになって描かれています」と、鶴岡監督は言う。「顔を見ればどこの家の子どもか分かり、何か変わった出来事が起きればすぐに村全体の人々に伝わり、秘密を知られないようにするためには、ひっそりと自分の中にだけ仕舞っておかなければならない、そんな場所が舞台」と語り、昔ながらの田舎の町を舞台にした“心の旅”となることを匂わせている。

本作へのクラウドファンディングは、1人1,000円から。支援額に合わせ、映画チケットプレゼントや公式サイトへの名前掲載、完成披露上映会への招待や撮影エキストラ参加などの特典が得られる仕組みとなっている。

『過ぐる日のやまねこ(仮)』は、長野県上田市にて7月中の2週間で撮影、9月中旬完成予定。今秋、第36回ぴあフィルムフェスティバルにおいてプレミア上映ほか、全国にて公開予定。

■Makuakeプロジェクトページ
https://www.makuake.com/project/pffscholarship/
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top