池上彰、イタリアから「火山と人の付き合い方」を伝授『池上彰と考える“巨大噴火”日本人へ 古代ローマからの警告』

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池上彰が火山噴火の実態を掘り下げ、そこから教訓を学び取る『テレビ未来遺産 緊急!池上彰と考える“巨大噴火”日本人へ 古代ローマからの警告』が、5月14日(水)19時58分よりTBS系列にて3時間スペシャルで放送される。

東日本大震災の際、地震学者たちが口々に「日本は火山の活動期に入った」と提唱したように、火山の噴火は今後いつ起きてもおかしくない災害のひとつだ。そこで池上は、火山によって歴史上でも未曾有の災害に見舞われた都市のあるイタリアを取材し、今の日本に活かせる “火山と人の付き合い方”を紐解いていく。

今回池上は、3月10日から16日にかけてナポリとポンペイ、ソンマ・ヴェスヴィアーナを訪問。戸田郁夫チーフプロデューサーは「出来るだけ(情報を)リアルに届けたかった。火山や遺跡を扱うので、現地で行うのが一番良いと思いました」とオールロケの意図を明かす。ナポリとポンペイには初訪問となる池上は、現場にフリップやジオラマを持ち込み、おなじみの“池上解説”を行ったという。また自身の提案により、火山噴火により街が瞬時に埋没した歴史のある群馬県嬬恋村にも足を運び、その真実や今後に迫る。

南イタリア・ナポリにあるヴェスヴィオ山は、約2000年前の古代ローマ時代、大噴火を起こしてポンペイ、ヘルクラネウム遺跡といった近隣の街々を滅ぼし、約2000人もの犠牲者を出した。しかし、同じナポリの近隣でも、10km離れたポンペイと5km離れたヘルクラネウム遺跡では被害の様相が異なっていたという。遠藤千鶴子プロデューサーは、「ひとつの火山でも噴火の仕様は1パターンではない。噴火時の気象条件や噴火場所、自分の住んでいる地域などによって被害が大きく違うことを知って欲しい」と熱く語る。また最近は、ヴェスヴィオ山の地殻が再び活発気に入ったため、大噴火がいつ起きてもおかしくないそうだ。池上はパリ在住のフリーアナウンサー・雨宮塔子と共に、ポンペイ、ヘルクラネウム遺跡地域のほか、ヴェスヴィオ山の火山口の近くにある小学校を訪問し、噴火の教訓がどのように活かされているのかを掘り下げる。

また、雲仙普賢岳、有珠山、三宅島、桜島など日本国内にも火山地帯が多くあるが、浅間山は1783年の噴火によって群馬県嬬恋村鎌原地区を瞬時に埋没させたという歴史を持っている。火山の岩屑が雪崩を起こし、死者行方不明者約1500人を出したこの噴火は、江戸まで死体が流れてきたり、若い女性が年老いた女性をおぶった状態のままミイラ化したりととんでもない大惨事となり、この地域は「日本のポンペイ」とまで呼ばれたそうだ。現地を訪れた池上は、噴火の真実やわずかに生き残った人々の決意、そして子孫に語り継がれるその後の生き方を追う。

さらに今年2月には、静岡、山梨、神奈川と国が富士山噴火に伴う「広域避難計画」を説明するシンポジウムが開催された。富士山の噴火は東京にも大きな影響を及ぼすため、その歴史を知ることも災害への備えには重要だ。これらを正しく知るために、池上が火山噴火予知連絡会会長で東京大学名誉教授の藤井敏嗣氏に取材する。戸田プロデューサーは、「地震などに比べたら、火山の具体的な対策は少ないかも知れないが、火山国で暮らすことの意味を知ってもらいたい。自然というものを実感できる作りになっています」と語っている。

■『テレビ未来遺産 緊急!池上彰と考える“巨大噴火”日本人へ 古代ローマからの警告』
2014年5月14日(水)19:58~22:53(TBS系列)

【出演者】池上彰、雨宮塔子、進藤晶子
《編集部@テレビドガッチ》

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