二階堂ふみ、浅野忠信、熊切監督が映画祭トロフィーを手に再集結!

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二階堂ふみ&浅野忠信&熊切和嘉(監督)/『私の男』舞台挨拶
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映画『私の男』主演の二階堂ふみ、浅野忠信、熊切和嘉監督が7月15日(月)に都内で行なわれた上映後の舞台挨拶および、観客との質疑応答に来場した。

桜庭一樹による直木賞受賞のベストセラーを映画化。天災で家族を失った少女・花と彼を引き取った遠縁の淳悟の“禁断”の愛を描き出す。

本作は「第36回モスクワ国際映画祭」コンペティション部門で最優秀作品賞と最優秀男優賞(浅野さん)をW受賞。さらにその後「ニューヨーク・アジア映画祭」では、二階堂さんがライジング・スター賞を受賞しており、受賞後に3人が顔を揃えるのはこの舞台挨拶が初めてとなる。

浅野さんは「嬉しい報告をみなさんの前でできるのが嬉しい」と笑顔。受賞からしばらく経っても周囲からはお祝いのコメントが届くそうで、「いまだに自分の中でも興奮冷めやらぬ状態です。何より嬉しいのは『観てみたくなった』と言って下さる方が増えたこと。賞というの(作品の評価の)はひとつの形ですが、それによって作品が広がるのが嬉しい」と喜びを口にする。

淳悟という役を、これまで演じてきた様々な役の集大成として考えていたところもあったようで「30代の頃から、40代、50代と自分に何ができるのか? と考えてきましたが、その答えは若い頃にやって来た役の延長上にあるのでは? と考え、これががいま、自分が取り組む役なのではないかと思った。自分の中に堪った何かを吐き出さないと次へは進めないという思いで演じました」と強い思い入れを口にする。

二階堂さんはスターへの期待を込めた“ライジングスター賞”受賞に「スターになれるように頑張ろうと思った」とニッコリ。「自己形成にもなった映画に深く関われていることに幸せを感じていますし、それ以上のものを作っていきたいという思い」と感慨と今後へのさらなる強い思いを語った。

映画を見終えた観客との質疑応答では、ラストシーンでの2人のやりとりや表情が心に強く残ったという観客から、どのような思いで臨んだのか? という質問が出たが、熊切監督は「最後に関しては僕からの指示はなかった」と2人に全てを委ねたことを明かす。

浅野さんは「あのラストシーンに向かってずっとお芝居してきた。『やっときた』という気持ちで淳悟の思いを作っていった」と自身にとっても特別なシーンであることを明かし、二階堂さんは「今回の作品は私と浅野さんと熊切監督の3人の関係の中で満たされていたからこそできた。(ラストは)故意に変化を出そうとするのではなく、現場に身を任せた」とふり返った。

また、ある観客からは、淳悟と花の“禁断の”と形容される関係性が美化された形で受け止められることへの疑義を呈する厳しい意見も。

熊切監督は「難しいところを描いている作品であり、そうしたことを言われるのも当然という覚悟は持っていました。こうした関係の中に、愛があることもあり得るのでは? ということを描いてはいますが、決して美化する意図はなく、厳しさをもって描いたつもりです。2人が罪を背負い、その罪を背負いきれなくなっていくさまを後半にかけて描いたつもりです」と語り、多様な意見を受け止め「持ち帰って、考え続けたい」と答えた。

浅野さんも、別の質疑に移ってからもあえて、この観客の問いかけに言及し「これまでも『こんな過激な作品は観たくない』と言われる作品に出演して来ましたが、演じる側は一生懸命にやっており、誰かを傷つけようという意図は全くありません」と語り、監督と同じく、こうした様々な意見について「これからも考えていきたい」と神妙に語った。

二階堂さんは、映画公開後にこうして観客の前に立つ場を持てることへの感謝を口にし「感想を聞いて、こうして質問を受けて考えることもあり、持ち帰って自分の中で考えたいと思います」と語っていた。

『私の男』は全国にて公開中。
《text:cinemacafe.net》

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