【予告編】ヴィッキー・チャオ初監督作、90年代の初恋描く『So Young』
『少林サッカー』や『レッドクリフ』2部作で知られる、中国を代表する国際的女優ヴィッキー・チャオが監督デビューを飾る『So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』…
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1990年代。18歳になったチョン・ウェイ(ヤン・ズーシャン)は、希望に胸を膨らませ、新入生歓迎に沸く大学キャンパスに足を踏み入れる。幼い頃から憧れ続けた先輩リン・ジン(ハンギョン)を追い、先輩の大学と同じ街にある理工大学に入学するが、彼は黙って海外留学してしまう。
傷心のウェイは、ある日、真面目で無口な男子学生チェン・シアオチョン(マーク・チャオ)と出会う。最悪の第1印象から、いつしか彼への反発が恋心に変わっていることに気づくウェイ。やがて2人は誰もが羨むカップルとなるが、卒業の日が近づき、2人は人生のターニングポイントに立たされることに…。大改革に揺れ、新しい価値観と古い価値観が混在する90年代の中国を舞台に、主人公たちの淡く切ない初恋を描き出していく。
監督を務めるのは、日本でも高い人気を誇るヴィッキー・チャオ。300万ダウンロードを記録した同名の人気ネット小説を映画化し、本国では115億の大ヒット。新人監督賞など数々の映画賞を獲得した。第26回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門に正式出品された際には、監督の来日プロモーションもあり、オンラインチケットが早々にソールドアウトとなるほど。
到着した予告編には、憧れの彼を追い入学した途端、フラれた主人公・ウェイが、最悪の出会いから真面目で無口なある男子学生に心を寄せてゆく健気な姿が印象的に描かれていく。ファミコンや「大事MANブラザーズ」の「それが大事」の広東語版「紅日」など、日本文化の影響も色濃い。
そんな映像を彩るのは、ヴィッキー・チャオ監督の友人でもあるアジアの歌姫、フェイ・ウォンの主題歌「To Youth」。しっとりとした彼女の歌声は、懐かしくも胸がうずく、ホロ苦さと温かさに満ちたストーリーをいっそうノスタルジックに仕上げている。あわせて到着したポスタービジュアルも、舞台となる全寮制の大学と90年代カルチャーを思い起させる、どこか懐かしさを感じさせるものとなっている。
世代を超えて観客を惹きつける初恋と、重ね合わさずにいられない“あの頃”の自分。ヴィッキー・チャオが紡ぐ新たな初恋ラブストーリーを、まずはこちらからご覧あれ。
『So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』は9月13日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。