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第66回エミー賞発表!「ブレイキング・バッド」&「SHERLOCK/シャーロック」圧勝

第66回エミー賞授賞式が25日(現地時間)、ロサンゼルスのノキア・シアターで開催され、「ブレイキング・バッド」がドラマ部門で「作品賞」「主演男優賞」など主要部門を押さえて圧勝、シリーズ最後に有終の美を飾った。

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左から、アーロン・ポール&アンナ・ガン&ブライアン・クラスト/「ブレイキング・バッド」 in 第66回エミー賞 -(C) Getty Images
左から、アーロン・ポール&アンナ・ガン&ブライアン・クラスト/「ブレイキング・バッド」 in 第66回エミー賞 -(C) Getty Images
  • 左から、アーロン・ポール&アンナ・ガン&ブライアン・クラスト/「ブレイキング・バッド」 in 第66回エミー賞 -(C) Getty Images
  • 「ブレイキング・バッド」 in 第66回エミー賞 -(C) Getty Images
  • 「ブレイキング・バッド」/BrBa S1: (C) 2008 Sony Pictures Television Inc.  All Rights Reserved.
  • 「SHERLOCK/シャーロック」-(C)  Colin Hutton/Steve Brown (C) Hartswood Films 2012
  • 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」-(C) 2013 MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.
  • マシュー・マコノヒー&ウディ・ハレルソン/「TRUE DETECTIVE」-(C)2014 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
  • 「ゲーム・オブ・スローンズ」-(C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBOR and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
  • アメリカン・ホラー・ストーリー -(C) Getty Images
第66回エミー賞授賞式が25日(現地時間)、ロサンゼルスのノキア・シアターで開催され、「ブレイキング・バッド」がドラマ部門で「作品賞」「主演男優賞」など主要部門を押さえて圧勝、シリーズ最後に有終の美を飾った。

昨年9月にシーズン5で終了した「ブレイキング・バッド」は圧倒的な強さを見せた。主要部門の「プライムタイム・エミー」、技術部門などの「クリエイティブアート・エミー」で合わせて16部門で候補となり、上記2部門のほか、「助演男優賞」と「助演女優賞」、「脚本賞」の全5部門で受賞。ここ数年、「主演男優賞」を逃していたブライアン・クランストンが4度目の受賞で有終の美を飾った。

スタンディング・オベーションで祝福されたブライアンは「なぜ自分がこんなに恵まれているのか、分かりません。でも、私は演じることを愛しています。そして息を引き取る瞬間まで演じ続けます」とスピーチした。

同賞候補には、「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」のマシュー・マコノヒーという強敵がおり、同じ年度にアカデミー賞「主演男優賞」(『ダラス・バイヤーズクラブ』)とエミー賞ドラマ・シリーズ部門「主演男優賞」のW受賞の期待がかかったが、残念ながら史上初の快挙は果たせなかった。

最多19部門にノミネートされていたドラマ・シリーズ部門の「ゲーム・オブ・スローンズ」は「衣裳」「特殊メイク」「視覚効果」など技術部門のみの受賞となった。

コメディ・部門では「モダン・ファミリー」が2010年以来、5年連続で「作品賞」を受賞し、90年代の人気シリーズ「フレイジャー」の記録(1994年から1998年)の記録に並んだ。同作は「監督賞」と「助演男優賞」も受賞した。

ミニ・シリーズ/TV映画部門の12部門で候補となった「SHERLOCK/シャーロック」は、「主演男優賞」(ベネディクト・カンバーバッチ)、「助演男優賞」(マーティン・フリーマン)など7部門を受賞し、大健闘を見せた。

今年は、有料オンラインサイト「Netflix」配信作品のノミネートが急増し、ケヴィン・スペイシー主演の「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(13部門)、女子刑務所が舞台のコメディ「Orange Is The New Black」(12部門)を始め、合計31部門でノミネートされていたが、受賞は「Orange Is The New Black」のコメディ・シリーズ部門「キャスト賞」など、「クリエーティブアート・エミー賞」でのわずか7部門に終わった。

そして、追悼コーナーでは去年から今年にかけて亡くなった俳優、監督、スタッフの紹介の最後に今月11日(現地時間)に亡くなったロビン・ウィリアムズのありし日の姿が映し出された。親友だったビリー・クリスタルが登場し、「(ロビンが遺した)美しい光は私たちの頭上で輝き続けます。明るいその光は私たちの心を温めてくれるでしょう」と追悼した。

<プライムタイム・エミー賞の主な受賞結果一覧>

■ドラマ・シリーズ部門
作品賞:「ブレイキング・バッド」
主演男優賞:ブライアン・クランストン「ブレイキング・バッド」
主演女優賞:ジュリアナ・マルグリース「グッド・ワイフ」
助演男優賞:アーロン・ポール「ブレイキング・バッド」
助演女優賞:アンナ・ガン「ブレイキング・バッド」
監督賞:ケイリー・ジョージ・フクナガ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」
脚本賞:モイラ・ウォリー・ベケット「ブレイキング・バッド」

■コメディ・シリーズ部門
作品賞:「モダン・ファミリー」
主演男優賞:ジム・パーソンズ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」
主演女優賞:ジュリア・ルイ=ドレイファス「Veep」
助演男優賞:タイ・バーレル「モダン・ファミリー」
助演女優賞:アリソン・ジャニー「Mom」
ゲスト男優賞:ジョー・モートン「スキャンダル 託された秘密」
ゲスト女優賞:アリソン・ジャニー「Master of Sex」
監督賞:  ゲイル・マンキューソ「モダン・ファミリー」
脚本賞:  ルイス・C・K「Louie」

■ミニ・シリーズ、TVムービー部門
作品賞:「Fargo」(ミニ・シリーズ)
     :「The Normal Heart」(TVムービー)
主演男優賞:ベネディクト・カンバーバッチ「SHERLOCK/シャーロック」
主演女優賞:ジェシカ・ラング「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」
助演男優賞:マーティ・フリーマン「SHERLOCK/シャーロック」
助演女優賞:キャシー・ベイツ「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」
監督賞:コリン・バックシー「Fargo」
脚本賞:スティーヴン・モファット「SHERLOCK/シャーロック」
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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