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【特報映像】スティーヴ・カレル&チャニング・テイタム、オスカー本命作で熱演!

ブラッド・ピット主演『マネーボール』(’11)では野球界の常識を変えた革新的なGM、故フィリップ・シーモア・ホフマン主演『カポーティ』(’05)では…

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スティーヴ・カレル/『フォックスキャッチャー』(c) Kazuko Wakayama Photo by Scott Garfield (C)MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED
スティーヴ・カレル/『フォックスキャッチャー』(c) Kazuko Wakayama Photo by Scott Garfield (C)MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED
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  • スティーヴ・カレル&チャニング・テイタム/『フォックスキャッチャー』Photo by Scott Garfield(c)MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
  • スティーヴ・カレル/『フォックスキャッチャー』Photo by Scott Garfield(c)MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
  • チャニング・テイタム-(C) Getty Images
  • マーク・ラファロ-(C) Getty Images
ブラッド・ピット主演『マネーボール』(’11)では野球界の常識を変えた革新的なGM、故フィリップ・シーモア・ホフマン主演『カポーティ』(’05)では「冷血」の作家トルーマン・カポーティと、実在の人物を丹念に描き出してきたベネット・ミラー監督。

このほど、『怪盗グルー』シリーズのスティーヴ・カレル、『マジック・マイク』のチャニング・テイタム、『アベンジャーズ』のマーク・ラファロという豪華キャストで、実際に起こった五輪金メダリスト射殺事件を題材にし、第67回カンヌ国際映画祭「監督賞」を受賞したミラー監督の最新作『フォックスキャッチャー』から特報映像が解禁。さらに、スティーヴ・カレルの“なりきり”ぶりを示す場面写真がした。

レスリング五輪金メダリストでありながら苦しい生活を強いられているマーク(チャニング・テイタム)は、ある日デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)からソウル・オリンピックでの金メダル獲得を目指したレスリングチーム“フォックスキャッチャー“の結成プロジェクトに誘われる。

自身のトレーニングに専念でき、同じ金メダリストである兄デイヴ(マーク・ラファロ)の影から抜け出すことを願うマークにとって、それは夢のような話だった。だが、やがてデュポンの移り気な性格と不健全なライフスタイルが、徐々に2人の風向きを変えていき、さらにデイヴもチームに加わることで、三者の関係はそれぞれ微妙なものとなっていく…。 

これまで、実在の人物と事件を丹念に描いてきたミラー監督。最新作で映し出すのは、1996年に全米を震撼させた財閥御曹司によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件。孤独、葛藤、富と名声、心の暗部でつながれた大富豪と金メダリストの“病的”ともいえる追い詰められた心理を鮮烈に描き、見事、本年度カンヌ国際映画祭で「監督賞」を受賞した。

事件の犯人で、デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンを演じるのはスティーヴ・カレル。事件に巻き込まれていく五輪メダリスト兄弟の兄をマーク・ラファロ、弟をチャニング・テイタムが演じている。



カレルといえば、誰もが“全米1位”に驚いた『40歳の童貞男』で初主演を飾り、それ以降『ブルース・オールマイティ』や『40オトコの恋愛事情』『リトル・ミス・サンシャイン』『ラブ・アゲイン』など、数々のヒットコメディでお馴染み。ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門「主演男優賞」を受賞するなど、ハリウッドでもコメディ俳優としての才能はお墨付きだが、本作では、自身初めてとなるシリアスな役柄を怪演。

さらに、存命する金メダリストの弟を鬼気迫る演技で熱演したテイタムも、ともに新境地ともいえる演技を披露しており、ふたり揃ってのアカデミー「主演男優賞」ノミネートが有力視されている。

映画の撮影に入るかなり以前から、ミラー監督は、カレル始め、テイタム、ラファロの主要俳優に、彼らが演じる実在の人物たちの人生に没入する時間を与えたという。そうして撮影に挑んだ際のカレルは、「スティーヴが初めてデュポンとして歩み出てきたとき、僕には悪寒が走った」とラファロに言わしめたほど。確かに、今回解禁となった特報映像や場面写真に映るカレルの姿は、まるで別人。よりデュポンに近づくため、“付け鼻”を付け、心身ともにデュポンになりきっている。

ミラー監督が俳優たちに役作りの準備のために与えた資料ビデオのうち、200時間はデュポンに関連したものであり、ラファロもデュポンがどのような人物で、どのようにして話し、どう振る舞うかを大変身近に感じたと語っているが、それ以上にデュポンの特性を捉えるカレルの能力があまりにも「気味が悪く、異様なほど正確だった」と言う。

それは、ラファロ演じる金メダリスト、デイヴ・シュルツの実際の“未亡人”ナンシー・シュルツにも、「スティーヴ演じるデュポンは見ていて居心地が悪く、とても落ち着かなかった」と言われるほどの徹底ぶりだったとか。

それほどまで“心の闇と狂気”を持つデュポン役にカレルをキャスティングした理由について、ミラー監督は「スティーヴは異様で風変わりな演技が出来ることは、分かっていた」と、その起用に自信をのぞかせる。「デュポンの役に予測できるような俳優を置くことはできない。なぜならこのキャラクターの本質が予測出来ない人物であるからだ」。

見事、そのミラー監督の期待に応える形で新境地を見せたカレル。2005年に『カポーティ』で学生時代からの盟友、故フィリップ・シーモアにアカデミー賞「主演男優賞」をもたらした監督だが、今度はカレルに自身初となる「主演男優賞」をもたらすことになるのか。賞レースの台風の目となりつつある本作の動向に注目だ。

『フォックスキャッチャー』は2015年2月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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