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【MOVIEブログ】ベルリン2015 Day1

ベルリン映画祭!諸般の事情で、かれこれ10年近く通っていたロッテルダム映画祭に行けなくなってしまったので、今年の出張はベルリンからスタート。

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ベルリン映画祭!諸般の事情で、かれこれ10年近く通っていたロッテルダム映画祭に行けなくなってしまったので、今年の出張はベルリンからスタート。

2月3日深夜発の便でベルリン入りし、現地4日の午前中に常宿にチェックイン。映画祭パスなどを受け取って、後はホテルの部屋でパソコン仕事などをしつつ、夜に合流した同僚と夕食兼ミーティングをして、静かな1日。ベルリンは0度くらいかな。雪がパラついているけれど、最近の東京も十分に寒かったので、ベルリンの寒さはあまり気にならないかな。

空けて4日、木曜日。なんと快晴! ベルリンのこんな青空はずいぶん久しぶりな気がする。

8時過ぎにマーケット会場(映画祭に併設されている、映画見本市のEuropean Film Market)に行って、業界パス保有者に対して用意されている本日と明日分の映画祭の一般上映のチケットを確保してから、別会場で行われる9時からのフランスの大手の映画会社のプロモリール集(仕上げ作業中の新作の予告編大会、みたいなもの)へ。10時から別の会社のプロモリール、そして11時15分からまたまた別の会社プロモリール。今まで情報としてしか知らなかった作品群の一部が見られることで、イメージが具体的になるとともに、この作品は追いかけたいという思いも沸きあがってくるので、ああ今年も始まったなあ…、と身が引き締まる思い。

ここで一番興奮したのが、パテ社が扱うパオロ・ソレンティーノ監督の新作。主演がマイケル・ケイン(!)、共演がハーヴェイ・カイテル(!)、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、ジェーン・フォンダ、といった顔ぶれで、これは猛烈に良さそう。カンヌ入り確実だろうけど、ああ、これは待ち遠しい。そして、ラリユー兄弟の新作も、とても気になる!

午前の鑑賞が終わり、昼は、もうこれさえあれば幸せ、とベルリンに来るたびに思うソーセージとポテトとザワークラウトのランチ。速攻で食べて、マーケット会場へ。まだ初日だからか、それほど人の数は多くないな。

各社のブースを回って、知り合いに挨拶したり、作品資料を集めたりしながら、主にヨーロッパ系の6社とミーティング。「昨年はお世話になりました、今年もよろしく」的な挨拶が主だけれど、各社の今年のラインアップを聞いて、秋の東京国際映画祭での上映候補となりそうな作品をチェックしていく。まだ2月なのでそれほど本気モードではないけれど、そんな悠長なことも言っていられないのだよな。

17時にミーティングが終わり、17時半から、最も有力な映画会社のひとつであるワイルド・バンチ社のプロモリール集へ。我がアルノー・デプレシャン(もちろんマチュー・アマルリック主演だ)をはじめ、ホウ・シャオシェン(スー・チーとチャン・チェン主演の時代劇)、ヴァレリー・ドンゼリ、フィリップ・ガレル、ニキータ・ミハルコフ、マルガレーテ・フォン・トロッタ、ジュリー・デルピー、ブリュノ・ポダリデス、などの監督の新作クリップがあり、さすがワイルド・バンチ。どれも垂涎。

一瞬宿に戻って一休みして、19時半に少し離れた会場にタクシーで移動して、ベルリン映画祭のオープニング作品であり、コンペティション部門参加作品でもあるイザベル・コイシェ監督新作『Nobody Wants the Night』の一般上映へ。主演がジュリエット・ビノシュ、共演が菊地凜子、ガブリエル・バーン。上映前に、メイン会場で行われたオープニング・セレモニーの中継があり、客席が映ると、菊地凜子さんの横には染谷将太さん! 新婚さん、なのですね。いいなあ。

菊地凜子さんは、北極に暮らすイヌイット(エスキモー、ですね)の女性役を熱演しており、個性的な国際派女優の存在感を発揮していて、すごい。という身も蓋もない感想しか書けない今の自分が情けないけれど、宿に戻って午前1時。ベルリン初日は何とか無事に終わったかな。ブログ書いて、即ダウン!
《矢田部吉彦》

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