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【独女のたわごとvol.10】結婚を成立させるために“犠牲”にするのは自分自身?

季節が移り変わるのはなんて早いんでしょう。気づけば“ゴールデン”ウィークという何ともキラキラした響きのホリデーに突入です…

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アナ・ケンドリック/『ラスト5イヤーズ』(C)2013 The Last 5 Years The Motion Picture LLC
アナ・ケンドリック/『ラスト5イヤーズ』(C)2013 The Last 5 Years The Motion Picture LLC
  • アナ・ケンドリック/『ラスト5イヤーズ』(C)2013 The Last 5 Years The Motion Picture LLC
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  • アナ・ケンドリック/『ラスト5イヤーズ』(C)2013 The Last 5 Years The Motion Picture LLC
  • 『ラスト5イヤーズ』ポスタービジュアル(C)2013 The Last 5 Years The Motion Picture LLC
季節が移り変わるのはなんて早いんでしょう。気づけば“ゴールデン”ウィークという何ともキラキラした響きのホリデーに突入です。そして、ホリデーが終わる頃にはまわりの景色は夏色になり、服装は薄着になり、そんな爽やかな季節になって「あ、二の腕ぷるぷるかも…」って身体のあちこちが気になってくる…のが通年の私ですが、今年はそれを阻止するべく体脂肪計買いました(ピンクのかわいいヤツ)、大人のカロリミット摂取中(今のところ続いてます)、短期集中のあの話題のスポーツジムが気になってしかたない(重力に負けないお尻にしたいけど他力本願)。四十路手前の年齢にあらがう女、古山エリーです。こんばんは、今宵もたわごと綴って参ります。

数か月前のことです。友人に紹介してもらった“よく当たる”という占い師さんのもとへ行き、占ってもらいました。「仕事じゃなくて恋愛のことと結婚のことを聞いてくるんだよ」。砂漠のように枯渇寸前でほぼ尼僧的生活(恋愛において)の私を心配する友人に何度も釘をさされ、その日はちゃんと“恋”と“愛”について聞いてきました。

嬉しいことに今年は何度か出会いのチャンスがあるらしく、そのひとつが4月! おお、ウェルカム! このチャンスを絶対に逃すものかー! と言われたとおり、まるでキャッツ・アイ(例えが古い…)が華麗にかわす赤外線のように(とは言われてないけど…)出会いをキャッチするアンテナをぴぴーんと張っていたつもりなんですが、どうやら“つもり”のままだったようで、気づけば4月も残りわずか…。占いはカウンセリングのようなものだから当たるも八卦当たらぬも八卦よねーと、すっかり開き直ってます(そしてまた同じことを聞きに占い師のもとへ行く…はず)。

素敵な男性との出会いはまだありませんが、素敵な映画とは続々と出会っています。そのひとつが『ラスト5イヤーズ』。トニー賞を受賞したミュージカルの映画化なんですが、この映画、ちょっとユニークなんです。女優の卵のキャシー(アナ・ケンドリック)と小説家のジェイミー(ジェレミー・ジョーダン)、2人の5年間の愛の軌跡を描くラブストーリーで、時系列に準じて出会いから別れを描くのではなく、キャシー目線では別れから出会いに向けての時間軸を、ジェイミー目線では出会いから別れに向けての時間軸を14曲の歌に乗せて交互に2人の気持ちを表現していくんです。

2人の結末が“別れ”と知っていても、気づくと「そうよねー」「分かる、分かるわぁ」と深く共感。それは2人がすれ違っていくさまがとてもリアルだから。女性にはいくつもの“活”があると以前のコラムで書きましたが、たとえ“活”がうまく行ってもその先にも試練はあって。キャシーの場合、めでたく愛する人と結婚したけれど仕事は続けたい、夢も叶えたい、彼をサポートするだけの妻にはなりたくない…と、独身女性からしてみるとけっこうワガママ。かといってジェイミーが完璧な男かというとそうでもなくて。彼の場合は学生のときに才能を認められてとんとん拍子で成功を手にしたので、キャシーが抱える悩みになかなか気づいてあげられなかったりする。お互い愛しているけど、すれ違っているんですね。

結婚を成立させるために自分を犠牲にしたくはないですが、2人で生きていく、誰かと生きていくということは、何もかも独身のときのままではいられない覚悟も必要なのかなと。思いっきり自分を優先させてきた私にとっては、いまのまま結婚してもキャシーと同じ道を歩くような気がしてなりません。結婚って? パートナーと生きていくって? その意味を改めて考えさせられた映画でした。

なーんて、けっこう真面目に語ってしまいましたが、男と女はしょせん違う生き物。分からないから面白いんであって、分からないから分かろうとするのであって、それでいいんだと思うんです。というわけで、こんな私を分かってくれそうな殿方を探しに行って参ります(何処へ?)。また次回。
《Elie Furuyama》

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