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【MOVIE BLOG】女性のための官能映画:『地中海式人生のレシピ』

女性の皆さん、3人プレイはOKですか?

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女性の皆さん、3人プレイはOKですか?

『地中海式人生のレシピ』
2009年/スペイン/監督:ホアキン・オリストレル/出演:オリビア・モリーナ/パコ・レオン

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男2人に女1人。それは、古くはトリュフォーの「突然炎のごとく」やゴダールの「はなればなれに」などに代表される、ヨーロッパの恋愛映画には欠かせないドラマティックなシチュエーションです。(ハリウッド映画にも沢山ありますが。)男は必ず知的とワイルドの対局な2タイプでそれぞれ魅力があり、女は必ず男心をくすぐる奔放なタイプで男たちはすぐに彼女に恋をする。2人の男の間で揺れ動く女心、そして自然と三角関係が生まれます。これぞまさに映画! 普通はその三角関係の中で、女がそれぞれの男と付き合ったり別れたり、はたまた同時に付き合ったりするものですが、そう一筋縄ではいかないのがこの映画。はたしてどんな新しい関係性が生まれるのでしょうか?

1980年代のスペイン。バルセロナの田舎にある小さな港町に住むソフィアは、最高のシェフになる事を夢見ながら父親の庶民的なレストランで働いていた。そんな生き生きとして情熱的なソフィアに、幼なじみで実業家のトニ、そしてソフィアと同じく料理の道を目指す女ったらしのフランクが恋をする。妊娠を機に誠実なトニとの結婚を選び、一度は平凡な主婦になったソフィアだったか、数年ぶりに現れたフランクとの再会で心が揺れる。さらにフランクから夢を諦めるなと叱咤された彼女は、再び最高のシェフを目指して前に歩き出すが…。

キャストは日本では無名の人ばかりですが、皆いかにもラテンな雰囲気で素敵。中でもソフィア役のオリビア・モリーナはなんとも魅力的です。それもそのはず、彼女の母親は映画女優のアンヘラ・モリーナ。スペインの巨匠ルイス・ブニュエル監督の遺作『欲望のあいまいな対象』で、老紳士を翻弄する魔性の女を二人一役で演じた伝説の女優です。(作品をご存知の人には、キャロル・ブーケじゃない方、と言うとわかりやすいですね。)母親が2人の女が1人の男を翻弄する役を演じ、娘が1人の女が2人の男を翻弄する役を演じるなんてやっぱり母娘、血は争えません!

華やかで美しく情熱的なソフィア、そして彼女を心の底から愛する優しく誠実な夫トニ、ワイルドな男性的魅力溢れるフランク。2人の男性に激しく求愛された結果、ソフィアが出した答えは“3人でシェア”する事。具体的に言えば、どっちも好きだからこの際全員一緒に寝ちゃえ! というワケです。さすがスペイン、思考回路が全く違う…。誠実な夫とワイルドな恋人を両立できるなら、女性としては最高のハーレム状態です。しかも夫に浮気がバレる心配もなく、恋人との密会が面倒になることもない。3人はチョット、なんていう慎ましやかな羞恥心は吹き飛ぶ事間違いなしです。そんなうまい話は現実にはそうありませんが、もしこんな関係の成立を目指す人がいるとしたら、この映画から学べる成功の秘訣は男心の操縦法。確かに3人プレイを提案したのはソフィアですが、彼女は無理強いはしません。男性陣には断る権利もありますが、結局はまんざらでもないので皆で楽しむ道を彼ら自身で選びます。そして自分で選んだからには嫉妬もせず揉めもせず、末永く関係性を保てるのです。これぞ、究極の大人のベッドライフですね! これを実現するにはまず、3人でプレイしませんか? という提案を女性から夫に言い出す必要がありますが、90%以上の確率で家庭崩壊する可能性がありますので、よくよく慎重に考えてくださいね!

さらにこの映画は、世界一予約の取れないレストラン“エル・ブリ”のフェラン・アドリアや、“テラッサ・デル・カジノ”のパコ・ロンセロなど三ツ星レストランのシェフたちが全面協力したという、美味しそうなお料理が沢山出てくるのも見どころのひとつ。ソフィアたちのように、よく働き、よく食べて、よく愛し合う。これがスペイン流なのかはわかりませんが、人間の原始的な欲求に極めて正直な生き方について、改めて考えてみるのも良いのかもしれません。

●今月の一言
「役割は忘れて」
3人でプレイすることをちょっぴり渋り、「夫は僕だから」と言い張るトニにソフィアが言うセリフ。夫や妻なんて、所詮は誰かが決めた“役割”だとハッと気付かされます。ただ、人間はとても欲深い生き物なので、法律や宗教で“役割”を与えられないとソフィアの様にやりたい放題になり、社会は乱れてしまいます。仕事も結婚も出産も恋人も何も諦めないソフィアらしい一言ですが、彼女たちの特殊な関係は、妻の恋人の存在を許しながらも“役割”を絶対に忘れず、仕事や生活の雑事を分担してくれる素晴らしい夫トニに支えられている事を、彼女は心の底から感謝しなければなりません。

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《text:Lady M》

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