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【MOVIEブログ】2016カンヌ映画祭 Day4

14日、土曜日。6時半起き、シャワー、朝食、いそいでこなして、7時15分に外へ。本日は快晴で気持ちいい!

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カンヌ国際映画祭
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14日、土曜日。6時半起き、シャワー、朝食、いそいでこなして、7時15分に外へ。本日は快晴で気持ちいい!

8時半からコンペでパク・チャヌク監督新作『Agassi, The Handmaiden』。意外に賛否が分かれたようだけど、僕は絶賛派! ニ次大戦中、日本人富豪の娘と、その家に使用人として雇われる朝鮮人女性との関係を軸にしたドラマで、どんでん返しの連続の中にエロチシズムが炸裂する甘美にして刺激的な逸品。とにかく美術が素晴らしく、豊富な予算をかけた豪華な作りにはため息が出る。こういう作品が作れる韓国映画業界の底力に改めて感嘆する…。

続けて、11時半から「ある視点」部門の『The Transfiguration』というアメリカ映画へ。ヴァンパイアに傾倒する黒人少年を巡るアート系ジャンル映画。まずまず。

13時過ぎに上映会場を出て、16時まで断続的に数社とミーティング。

17時から、チリの映画業界の方々から招かれたカクテル・パーティーへ。前半に仕事の話をして、後半はお互いの国の映画事情から日本式名刺交換の正しいやり方まで、各種情報交換(?)をして交流を深め、日本で近い将来チリ映画特集を実現させましょうと約束しつつ、2時間弱でお開き。気さくな人たちばかりで、楽しい時間だった!

20時から、「acid」という部門でフランス映画を1本鑑賞。Acidは、インディペンデント映画を応援する部門で、「批評家週間」や「監督週間」には及ばないものの、年々カンヌにおける存在感を高めてきている小さい部門。ここから羽ばたく監督も多く、やはりチェックしておきたい(でもなかなかここまで手が回らないのが実情)。

そして22時15分から、「ある視点」部門で深田晃司監督登場! 『淵に立つ』の公式上映。感想はまた改めて書くけれど、掛け値なしに見応えのある秀逸な作品だった。ダレる瞬間は皆無、ぐいぐいと引き込まれていく。この脚本はグローバル・スタンダードだ。浅野忠信、古舘寛治、筒井真理子の各氏の存在感と演技も、実に素晴らしい。そしてそれを引き出す深田演出、なんという飛躍…。

上映終わって0時過ぎ。1時から記念パーティーに出席し、深田監督や古舘さんにご挨拶し、ホテル戻って2時半。なので、今日のブログは手抜きでごめんなさい。ああ、そろそろ3時半です。深田監督、おめでとうございます!
《矢田部吉彦》

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