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黒沢清監督最新作、「トロント国際映画祭」ワールドプレミア上映決定!「何と痛快なこと」

黒沢清監督が初めてオール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた最新作『ダゲレオタイプの女』が、「第41回トロント国際映画祭」スペシャル・プレゼンテーション部門に正式出品されることがこのほど決定。また、併せて本作の特報映像も到着した。

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『ダゲレオタイプの女』(C)FILM-IN-EVOLUTION -LES PRODUCTIONS BALTHAZAR -FRAKAS PRODUCTIONS -LFDLPA Japan Film Partners -ARTE France Cin ema
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黒沢清監督が初めてオール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた最新作『ダゲレオタイプの女』が、「第41回トロント国際映画祭」スペシャル・プレゼンテーション部門に正式出品されることがこのほど決定。また、併せて本作の特報映像も到着した。

ダゲレオタイプの写真家ステファンのアシスタントに偶然なったジャン。その撮影方法の不思議さに惹かれ、ダゲレオタイプのモデルを務めるステファンの娘マリー恋心を募らせる。しかし、その撮影は「愛」だけではなく苦痛を伴うものだった…。芸術と愛情を混同したアーティストである写真家のエゴイスティックさ、父を慕いながらも拘束され続ける撮影を離れ自らの人生をつかみたいマリーの想い、撮影に魅了されながらもただマリーとともに生きたいというジャンの願い、そして、自ら命を絶っていたステファンの妻の幻影…愛が命を削り、愛が幻影を見せ、愛が悲劇を呼ぶ。世界最古の撮影を通して交わされる愛の物語であり、愛から始まる取り返しのつかない悲劇――。

本作は、『岸辺の旅』で2015年カンヌ国際映画祭「ある視点部門」監督賞を受賞、先日行われたベルリン国際映画祭では『クリーピー 偽りの隣人』が正式出品され好評を博すなど、世界中に熱狂的な支持者を持つ黒沢監督の最新作。世界最古の写真撮影方法“ダゲレオタイプ”を軸に、芸術と愛情を混同した写真家の父と、“永遠”を求める父の犠牲になる娘、そして“撮影”を目撃しながらも娘に惹かれていく助手を主人公に置いた、美しくも儚い愛と悲劇の物語を描き出していく。

主人公・ジャンを演じるのは、数々の名匠の作品への出演が続くタハール・ラヒム。ジャンが想いを寄せるマリー役に、『女っ気なし』の新星、コンスタンス・ルソー、マリーの父でありダゲレオタイプの写真家を、ダルデンヌ兄弟作品で知られるオリヴィエ・グルメ。そして、デプレシャン作品常連の名優マチュー・アマルリックが脇を固めている。

今回、本作の正式出品が決定した「トロント国際映画祭」は、今年で41回目を迎えるカナダ最大の都市・トロントで開催される、カンヌと並ぶ北米最大規模の来場者数を誇る映画祭で、”オスカーレースの前哨戦”として世界中からの注目を集める。過去には、1999年「Spotlight: Kiyoshi Kurosawa」として、黒沢監督の7作品が上映されており、監督にとっても馴染みの深い映画祭なのだ。本作が正式出品されるのは、世界を代表する映画監督の作品を集めたスペシャル・プレゼンテーション部門。昨年は、アカデミー賞作品賞&脚本賞受賞の『スポットライト 世紀のスクープ』、アカデミー賞主演女優賞を受賞の『ルーム』など、その年を席巻した錚々たる作品が上映されている。

また、トロント国際映画祭正式出品にあたり、本作からは黒沢監督とタハールとコンスタンスらも参加予定。黒沢監督は「日本人の撮ったフランス映画が、カナダのトロントでプレミア上映される、何と痛快なことでしょう。映画はこうして、いとも簡単に国境を越えて行くんですね」と喜びを語った。さらに本映画祭のアーティスティック・ディレクター、キャメロン・ベイリーは、「なんて愛おしい映画なんだ! 美しく、考え抜かれている。ジャンル映画であり、映画の歴史への讃歌であり、そしてまぎれもない黒沢清作品だ」と熱いコメントを寄せている。


『ダゲレオタイプの女』は10月15日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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