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【インタビュー】エミリア・クラーク×サム・クラフリン、『セカキラ』の“化学反応”は本物

2016年、世界2億ドル超えの大ヒットラブストーリーとなった『世界一キライなあなたに』が、まもなく日本に上陸する。

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『世界一キライなあなたに』(C)2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved
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劇中、ウィルにとって、太陽のように明るいルイーザは“元気の源”となったが、演じた2人にとって“元気の源”、あるいは心に栄養を与えてくれるものとは何だろう?

エミリア:私はものすごく幸運な人生を送れているわ。俳優だったら、いまの私の状況をみんなすごくラッキーだと思うはずよ。いまの自分の状況が本当に信じられない。でも、ワクワクするお仕事があるだけではなく、家族や友人たちとも強い絆で結ばれているの。だから、いろんなことがいまの私の元気の源よ。

サム:ロンドンは僕の大好きな場所でね。誰にでもきっと元気を与えてくれる場所があると思うんだ。僕にとっては家族や友人のいる“ホーム”かな。彼らがいるから、僕は元気でいられるからね。

エミリア:私にとっての故郷もやっぱりロンドンだわ。

サム:僕も同じ。

エミリア:それはきっと変わらないものだと思うわ。

最後に、話題騒然となりそうなラストについても聞いてみた。よくある“別バージョン”のラストも実は存在していたりして…?

エミリア:いいえ。(原作者の)ジョジョは、映画のラストはあれで行くと決めていたの。だからほかのバージョンはなかったわ。

サム:ラストはあれしかないと思う。

エミリア:だから違うラストのことは考えもしていなかったわ。

サム:もちろん違うラストも考えられただろうけど、ウィルの物語がちゃんと語られることがとても大切だった。ルイーザにとってもそれは重要で、ラストが変わってしまっていたら、ちょっと残念だったかもしれないね。

残念といえば、サムにとっても1つ残念なことが。かつてのウィルが水上スキーや崖からのダイブに挑むシーンなどは、代役がこなしていたそうだが…。

サム:けれど上半身はちゃんと脱いだよ。自分でやったのはそれくらいかな。あのシーンを撮ったのは撮影終了間近だったんだけど、保険などの関係でスタントはやっていないんだ。

エミリア:崖から飛び込むのは笑っちゃったわ。

サム:実を言うと、あれだけは自分でやりたかったんだ。でも止められちゃってね…。

こうした何気ない会話のやりとりの中にも生まれる温かなユーモアは、まるで映画のルーとウィルそのもの。2人のケミストリーは、まさに本物といえそうだ。
《シネマカフェ編集部》

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