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話題の美少年トム・スウィートは「ジブリ」ファン! 『シークレット・オブ・モンスター』インタビュー到着

先週11月25日(金)に初日を迎え、衝撃を呼んでいる『シークレット・オブ・モンスター』。やがて “独裁者”と呼ばれるようになる人間は、どんな少年時代を送ったのかに迫る本作で、公開前から話題になっていた美少年

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先週11月25日(金)に初日を迎え、衝撃を呼んでいる『シークレット・オブ・モンスター』。やがて “独裁者”と呼ばれるようになる人間は、どんな少年時代を送ったのかに迫る本作で、公開前から話題になっていた美少年トム・スウィートのインタビューがシネマカフェに到着。サッカー中にスカウトされたという出演の経緯から、撮影時の様子、そして大のジブリファンという素顔について、たっぷりと語ってくれた。

第1次世界大戦後、ヴェルサイユ条約締結のため、アメリカ人政府高官の家族がフランスの郊外に滞在する。不在がちで厳格な父、信仰にあついが不安定な母のもと、美しい少年プレスコットの精神は次第に“歪み”をきたしていく――。

フランスの哲学者サルトルの短編小説「一指導者の幼年時代」をベースに、『メランコリア』『ファニーゲーム U.S.A.』などの俳優ブラディ・コーベットが初メガホンをとり、2015年ヴェネチア国際映画祭で絶賛を受けた本作。『アーティスト』のベレニス・ベジョ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリアム・カニンガム、『ニンフォマニアック』のステイシー・マーティン、そして近年さまざまな役柄に挑むロバート・パティンソンら、彗星のごとく現れた美少年トム・スウィートを取り囲む豪華キャストたちの競演も話題を呼んでいる。

――出演のきっかけはスカウトだったとか? 
僕がイースト・ロンドンでサッカーをしているときに声を掛けられたことでした。1週間前に僕を見かけた2人のキャスティングアシスタントの方々が、父と僕にオーディションを受けないかと提案してくれたんです。僕は彼らと一緒に、(キャスティングディレクターの)デス・ハミルトンの事務所に行って、音だけを覚えたフランス語の一節を中心にして、オーディションを受けました。デスは僕がリラックスできるように、オフィスで小さなサッカーボールで一緒に遊んでくれたので、僕はデスが大好きになりました。そのときは、僕が一体どんなことになっていくのか分からなかったので、緊張は一切しなかったです。

(監督の)ブラディは僕の声が気に入って、役に最適だと思ったようです。それで、僕は2回目の長めのオーディションを受けに行きました。そのときにブラディは、僕に思うように演技をさせてみて、僕が本当にその役に向いているかを見てくれました。

――では、映画初出演を果たした感想は?
まるで夢のようでした! いままで経験したことがなかったので、全ての瞬間が愛おしかったです。撮影現場の雰囲気はとても素晴らしく面白かったし、ヘアメイクをしてくれた皆さんを含め、スタッフの方々みんなを大好きでした。というのも、撮影現場では僕だけが子どもだったから、みんなが甘やかしてくれたからね。朝起きて1日が始まるのが本当に楽しみだったし、時々、信じられないくらい早起きもしました。撮影が楽しみ過ぎて、夜、眠れなかったくらい。

――初めての映画で、役のために何か役作りをした?
僕はプレスコットのようではないと思いたいよ! 実際、プレスコットというのはブラディが思い描いた姿なんです。監督が僕に説明するのが素晴らしく上手だったので、彼が何者で、彼があのような行動をとってしまうのはなぜだったのか、ということを的確に分かった上で、演じることができました。でも、母と父は、プレスコットのキャラクターのもつ特徴が、少なからず僕にも通じると思っていたようなんです。僕はかなりの偏食なのだけど、食事を拒むシーンでは、僕が演技をする必要がないね、と両親に言われたよ。

――豪華俳優陣との共演はどうだった?
みんなが本当によい仲間だったので、撮影現場はとても良い雰囲気でした。撮影現場で子どもが僕だけだったことを心配して、ベレニスは本当のお母さんのように僕を気にかけてくれました。彼女の子どもたちが現場に来たときは、一緒に遊んだりもしました。リアムはおもしろくて、ナプキンで鶏を作って僕の弟と僕を楽しませてくれました。ロブやステイシーはあまり一緒にいる機会はなかったけれど、とても優しくしてくれました。

――では作品を観てみた感想は?
最初にヴェネチアでこの映画を観たときは、スクリーンに映る自分自身を観るのは変な感じでした。でも、その後は、見慣れてきて、楽しめるようになりました。でも、僕がモンスターを演じたんだと思うと、いまでも変な感じがするよ。

――印象に残っているエピソードは?
食事を拒むシーンでは、笑ってしまわないように水をぐっと飲まねばならなかったことがありました。ブラディが仕向けて、僕がちょっとずつ違う演技したから、みんながゲラゲラ笑ってしまって、このシーンの撮影には時間がかかりました。ブラディが『あまり考えすぎないでいいけど、でも、ちょっと何かやってみて!』と言うので、僕が“スーパーゆっくりに”お皿を押し返してみたら、みんなが笑い始めて、気がついたらキャストもスタッフも拍手喝采してくれていた、ということがありました。

――また役者として演技に挑戦したい?
今度はまったく違う役柄を演じてみたいです!

――将来の夢は?
ジュニアウィンブルドンでプレイすること! 僕はテニスと、それからサッカーが大好きなんだ!!

――この映画をきっかけに、中性的な雰囲気で「美しい」と日本ではファンが急増しているんだけど?
中性的な雰囲気がロンドンでも人気があるかどうかは、よく分からないなぁ! おそらく、僕の衣装と、それからセットが素晴らしかったので、プレスコットに対してポジティブな反応はあったことはあまり不思議ではありません。何より、日本の皆さんが気に入ってくださってとても光栄です!

――日本に行ったことはある?
まだ行ったことはないけど、僕のおばさんが日本人なので、すこし日本のことを知っています。ぜひ東京に行ってみたいし、弾丸みたいな新幹線に乗ってみたいです!

――日本のもので好きなものは?
僕の家族はみんなスタジオジブリの作品が大好きです。僕は『千と千尋の神隠し』がお気に入りで、小さいときに何回も観ました。独創的で、想像力豊かなところが大好きなんだ。

――では、これから本作を観る日本のファンにひとこと。
是非楽しんでください。それから、耳が取れてしまうかもしれないから、スピーカーの近くには座らないように!


スコット・ウォーカーが手がけた、まさに耳をつんざくような音楽も不穏さを後押しする本作。テニスとサッカー、そしてジブリを愛する少年の“怪演”を見逃さないで。

『シークレット・オブ・モンスター』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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