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【インタビュー】『ハリポタ』から『ファンタビ』へ…魔法界を知り尽くした監督&製作者の信頼関係

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『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
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  • ニフラー/『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
  • 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved.Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
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脚本は、何度も書き直しが行われたという。「例えば、初期の脚本はすごく若々しい感じで、少し重みに欠けていたんだよね。その段階では、この物語でいったい何を訴えたいのかが分かりづらい内容だったんだ。だけど、それを書くことが、ジョー(J.K.ローリング)にとっては物語を発展させていく上で重要なことだったんだよね。それに、初期に書いた脚本の多くの部分は、この映画の中にしっかりと残っているしね」。

しかし、「第2稿はすごく暗くて、ものすごく緊迫したものになりすぎてしまったんだ(笑)」と監督は明かす。「つまり、完全に逆の方向に振り切れてしまったんだよね。それで、6か月間の執筆期間を経て、少しずつジョーが、本当に演奏したいと思っているメロディを奏でられるような脚本に仕上げることができた。彼女は最終的には、自分でその方向性を見い出していったんだ」。

「いま僕らは、(『ファンタビ』シリーズ)2本目の制作に取りかかっているわけだけど、ジョーにあるとき、『とりあえず物語のアウトラインを12ページくらいで書いてほしい』とお願いしたんだ。彼女はすでに脚本を書き始めていたんだけど、その前に『現時点での基本的な道筋を書き出してほしい。それがあれば、僕らは目指すべき方向を目指して進んでいけるから』ってね。すると、それをお願いしてからたった2日後に、彼女は102ページの脚本を書き上げていたんだ。しかも、その102ページ分は本当に最高の内容だったんだよね」。

「本当に最高だったね」とヘイマンも頷くと、「そこにはまったく無駄がなかったし、しかも、彼女にはどうしても書かずにいられない、という独創性があったんだ」と監督は続ける。「ありきたりな方法で物語を描くことを常に嫌がる人なんだ。そのおかげで、これまでの映画は誰も観たことのないような作品になった。一番大事なのは、彼女が重要視する物語を伝えるプラットフォームを作ってあげることなんだよね」。

「それで、この脚本の2稿目を書いているときに、彼女が5本の映画にしたいと言ったんだよ」と、監督は打ち明ける。「『5本の作品がどういう展開になるのかも、もう分かっている。こういうふうに進んでいくの』って言ってね」。

また、ヘイマンはこう語る。「今回の作品の素晴らしいところは、『ハリー・ポッター』映画を観ていなかったとしても楽しめるということだよ。ただ、もし『ハリー・ポッター』映画を観ていたら、この映画の中に繋がっている世界観があるから、それに気づくと、絶対に違う意味でより楽しいとは思う。新しい世代にも響くものがあるからね。でも、この映画だけ観ても、意味は成立するんだ」。

そう、今回の『ファンタビ』は、これまでの魔法世界について何の知識もなくても、1本の映画として楽しむことができる。ヘイマンは原作がない分、「観ている人たちが『なるほど、あの部分は描かなかったんだ。ここは映画でも描いたんだ。次はこんなことが起きる』なんて思いながら観ることもない。それって観る人たちにとっても、すごく新鮮だと思うし、エキサイティングだと思うんだよね」と語る。

「最初から映画館という場所で観客が物語と結びつきを感じるというのは、すごくエキサイティングだよね」と、監督も言う。「何が起きるのか分からない状態で、映画館に観客が来るのは最高だと思うよ」とヘイマンが言えば、「何もかもが期待だらけだからね」と監督も応じる。
《シネマカフェ編集部》

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