【インタビュー】千葉雄大 悩みながらも歩み続けて7年…「求められていることを全うする」
千葉雄大と言えば、ドSキャラ、ののしり王子、ヌクメン…演じる役ごとに女性の心をつかんできた俳優だ…
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物語の舞台は、セレブ女子高生が通う聖母マリア女子高等学院。全校生徒が憧れる美少女が謎の死を遂げ、自殺か他殺なのかを5つの視点で解き明かしていくミステリー。清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、平祐奈、玉城ティナ、小島梨里杏など、注目の若手女優の共演も話題だ。
女優に囲まれる撮影現場となった千葉さんは男子校出身。女性ばかりの世界はどう見えたのだろう。
「男子校はわりとサバサバしていて自由ですが、女子校は気を遣うことが多かったです。この、映画『暗黒女子』はエンターテインメントとして観るととても面白いですが、そのなかには女性同士のマウンティングなどリアルな部分も描かれていると聞いて、怖くなりましたね(苦笑)」。
千葉さんの演じる北条先生は文学サークルの顧問にして、いつみと秘密の関係を持っているキャラクター。
「僕が捉えた北条先生像はとてもシンプルでした。女子生徒に人気のある先生ではないので目立たなくて、文系で、引っ込み思案で、第一印象は冷たく見えるような教師です。そんな北条のことを、聖母マリア女子高等学院のカーストの一番上にいるいつみが選んでくれた、彼女に見初められた男でもあります。なので、北条にとって一番大事なのはいつみで、いつみだけを思っている。そのシンプルな感情をミステリアスに映し出せたらいいなと思って演じていました」。
耶雲哉治監督からは「うぶな感じ、いつみとの差、キスシーンを美しく」というアドバイスをもらったそうで、「今回のような刺激的なシーンを演じた経験はあまりなかったので、緊張しました」と語る。観たことのない千葉さんを目にするドキドキの瞬間だ。