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【シネマ羅針盤】夏映画は“海賊VS怪盗”? ヒットの鍵はテーマパーク

社会現象を巻き起こした『シン・ゴジラ』『君の名は。』から早1年。今年の夏休みも洋邦問わず、多くの話題作が封切られるが…

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『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(C)2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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  • 『怪盗グルーのミニオン大脱走』(C) UNIVERSAL STUDIOS
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  • 『怪盗グルーのミニオン大脱走』(C) UNIVERSAL STUDIOS
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社会現象を巻き起こした『シン・ゴジラ』『君の名は。』から早1年。今年の夏休みも洋邦問わず、多くの話題作が封切られるが、果たして昨年のような“旋風”を生み出すタイトルは現れるだろうか? 注目作2本の対決に絞り、夏映画の動向を予測したい。

先陣を切って全国公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、過去4作すべてが日本でも大ヒットを記録している人気シリーズの最新作。あのテーマ曲を聴くだけで、「夏が来た」と感じるファンも多いはずで、圧倒的なネームバリューが強みだ。

ジョニー・デップらが来日したプロモーションも大々的に取り上げられ、ヒットへの船出は準備万端だが、懸念材料があるとすれば、シリーズ最長となる6年間のブランク。製作サイドもその点は考慮しているようで、シリーズとしての連続性よりも、次世代キャラの活躍をフィーチャーし、本作単体で楽しめる内容に仕上げてきた。同じディズニー作品として、興収120億円超えを突破した『美女と野獣』が生んだ“波”に乗れるか注目したい。

一方、この夏の大本命として、ブッちぎりの成績を残しそうなのが『怪盗グルーのミニオン大脱走』だ。同作を手がけるイルミネーション・スタジオは数年前まで、ディズニー1人勝ちの状況だった海外アニメの国内市場に風穴を開けた存在。新作が公開されるたびに、興収が倍増した『怪盗グルー』シリーズに加えて、『ペット』が最終興収42.4億円、『SING/シング』が50億円超え(数字は配給発表)を記録し、すっかり映画ファンの間でブランドを確立させた。

さらに追い風になっているのがこの4月、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)にオープンした新エリア「ミニオン・パーク」のすさまじい人気ぶり。同エリアの目玉である「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」の“待ち時間”も話題を集め、オープンわずか2か月で体験者が100万人突破した。実際、USJ園内に足を運ぶと、黄色いTシャツやトレーナーに、青のオーバーオールを合わせ、ミニオンに扮装した来場者の多いこと、多いこと! その驚きの光景に、ブームを実感させられる。

となれば、ウォルト・ディズニーのテーマパーク「カリブの海賊」が原案となっている『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』も黙ってはいられない。今夏は映画と連動し、東京ディズニーシーでスペシャルイベント「ディズニー・パイレーツ・サマー」を初開催。東京ディズニーランドではゲスト参加型の謎解きプログラム「パイレーツ・ミステリー」が実施される。

夏映画を盛り上げる「海賊VS怪盗」の対決は、テーマパークが重要なカギとなりそうだ。
《text:Ryo Uchida》

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