『かいじゅうたちのいるところ』
モーリス・センダックの絵本を鬼才スパイク・ジョーンズが映画化。お母さんと喧嘩をして家を飛び出したマックスくんが、かいじゅうたちのいる島にたどり着く。大きくてモフモフのかいじゅうたちと戯れる小さなマックスくんが、かわゆいこと、かわゆいこと。現実的なメッセージの詰まった物語も◎。
『ロッタちゃん はじめてのおつかい』
アストリッド・リンドグレーンの児童文学を実写化したスウェーデン映画。ふくれっ面の5歳児ロッタちゃんが、ワケあってプチ家出を決行する。大好きなブタのぬいぐるみ、バムセを抱えるロッタちゃんが愛くるしくて涙が出るほど。シリーズ前作『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』も公開された。
『プチ・ニコラ』
フランスのベストセラー絵本が原作。もうすぐ弟ができると思い込んだ小学生ニコラくんが、自分が親に捨てられないための大作戦を展開する。しなくてもいい心配で頭をいっぱいにするニコラくんがひたすらかわゆい。作戦を手伝うお友達もかわゆい。続編『プチ・ニコラ 最強の夏休み』も製作された。
『リトル・ランボーズ』
厳格な家庭で映画もテレビも禁止されているウィルくんが、問題児カーターの家で『ランボー』を観て感激し、インスパイアされた映画を自主制作する。ちびっこ映画人と化してカメラを構えたり、アクションしたりする2人を愛さずにいるのは無理。カーター役は現在大活躍中のウィル・ポールター。
『メイジーの瞳』
離婚を決めた両親に翻弄される6歳のメイジーちゃんが主人公。儚げなメイジーちゃんをぎゅうぎゅうと抱きしめたい衝動に駆られる。母親の恋人役アレクサンダー・スカルスガルドがメイジーちゃんの面倒を見るようになる展開があり、小さなメイジーちゃんと大きなアレクサンダーの組み合わせに激萌え。
『ネバーランド』
「ピーター・パン」の劇作家ジェームズ・バリと、そのモデルになったピーターくんの物語。父親の死に傷つくピーターくんが、バリとの交流で元気を取り戻していく姿が泣ける。ピーター役は、キュート過ぎる天才子役時代のフレディ・ハイモア。バリ役ジョニー・デップとの2ショットがとても素敵。
『リトル・ミス・サンシャイン』
崩壊寸前の家族が織りなすロードムービーで、7歳のオリーヴちゃんが美少女コンテスト優勝を目指す。優勝キャラではないコドモ体型のオリーヴちゃんが、豪快な祖父仕込みのセクシーダンスを披露する名シーンあり。オリーヴを演じるのは、今や美しい娘さんに成長したアビゲイル・ブレスリン。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
スティーヴン・キングのホラー小説を映画化。負け犬キッズたちが何だかうまくいかない日常に、そんな日常を覆す圧倒的な恐怖に立ち向かう姿が健気。気弱くんから眼鏡っ子まで、等身大の子どもたちが力を合わせる展開のすがすがしいこと! ドラマ「ストレンジャー・シングス」も同様の理由でおすすめ。
これら以外にも、こまっしゃくれた天才少女&クリス・エヴァンスが笑顔をくれる感動作『gifted/ギフテッド』(5月23日デジタル配信、6月2日DVD&ブルーレイ発売)、『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイとキャストたちが本年度最大“涙量”を約束する『ワンダー 君は太陽』(6月15日劇場公開)など、映画の中で光り輝くキッズは多数。この機会にぜひご覧あれ!