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戸塚純貴、“地味”だけど…『銀魂』後もジワジワ人気拡大中!

『銀魂』ファンには、真選組・山崎退(さがる)としてすっかりお馴染みとなった俳優・戸塚純貴。

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『銀魂』ファンには、真選組・山崎退(さがる)としてすっかりお馴染みとなった俳優・戸塚純貴。『銀魂2 掟は破るためにこそある』のキャスト発表時、ポスターにその姿はあれど公式からの発表を忘れられる、という前代未聞の事態で一躍話題の人物となった。

原作さながらの地味さを発揮しつつ、同作のdTVオリジナルドラマ公式Twitterでの「山崎退監察レポート」も人気となり、注目を集めた戸塚さん。そしていまも、“地味”な存在ながら(?)ジワジワと、着実に人気を拡大させ、活躍の場を広げ続けている。


こう見えて(!?)ジュノンボーイ、「仮面ライダー」にも出演

 
1992年7月22日生まれ、岩手県出身の現在26歳。2010年に「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で「理想の恋人賞」を受賞してデビュー。同コンテストファイナリスト12人で結成された「劇男JB」旗揚げ公演で初舞台を踏み、前田敦子や中村蒼、三浦翔平らが出演していた「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」でドラマデビューする。

映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』/戸塚純貴2018年『銀魂2 掟は破るためにこそある』舞台挨拶より
新人俳優の登竜門といわれる平成仮面ライダーシリーズの「仮面ライダーウィザード」(12~13)では操真晴人/仮面ライダーウィザード (白石隼也)の助手となる、“魔法使いになりたい”青年・奈良瞬平を好演。純朴で明るく、多少ドジでも超絶に前向きなキャラで、ウィザードを傍らで支える仲間となった。

やがて、「痛快TV スカッとジャパン」の“ウザいダメ彼氏”役や、志尊淳、山下リオと共演する明治安田生命「かんたん保険シリーズ ライト!」のCMなどでも注目されるように。吉岡里帆がゼクシィ9代目CMガールを務めた際の新郎役も務めていた。

戸塚純貴&吉岡里帆
ドラマ「アオイホノオ」や「勇者ヨシヒコと導かれし七人」「スーパーサラリーマン左江内氏」、舞台「スマートモテリーマン講座」といった福田雄一監督の作品ほか、映画『ライチ☆光クラブ』『先輩と彼女』『虹色デイズ』など、豪華キャストによる話題作にも次々出演。ジュノンボーイだけに、キリリとした二重の精悍な顔立ちではあるものの、なぜかダメ男やムードメーカー的なコメディリリーフの役回りが多く、若きバイプレイヤーとして知られる。

戸塚純貴/「銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-」舞台挨拶2018年「銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-」舞台挨拶より
昨年は『銀魂2』で念願の本編出演が実現し、上白石萌歌の主演舞台「続・時をかける少女」にも参加した戸塚さん。ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室 Third Season」や「PTAグランパ2!」のレギュラーを続投したほか、「花のち晴れ~花男 Next Season~」では音(杉咲花)に最低な行動を起こすアルバイト先の先輩、「今日から俺は!!」では開久高校からかつあげにあっていた明美(若月佑美)の彼氏、さらに「家政夫のミタゾノ」「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」、スピンオフドラマ「コード・ブルー -もう一つの日常-」といった人気ドラマで印象的なゲスト俳優としても存在感を見せた。

さらに、一時は公開が危ぶまれた映画『青の帰り道』('18)で高畑裕太の代役に起用されたことも話題に。真野恵里菜が主演を務め、横浜流星や清水くるみらが出演し、山田孝之プロデュース作『デイアンドナイト』でもメガホンをとった俊英・藤井道人監督による同作は、群馬県前橋市と東京を舞台に7人の男女の10年間を生々しく描いた青春群像劇。戸塚さんは授かり婚で若くして父親になるコウタ役を務めあげ、評価を高めた。

『青の帰り道』(C)2018 Nippon Connection

『銀魂』山崎役で人気!小栗旬に「世代交代」宣言も…


2017年、1作目の『銀魂』に合わせて配信されたdTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」で、とあることから沖田総悟(吉沢亮)の怒りを買い、アフロヘアーになってしまった戸塚さん演じる山崎。“地味”キャラが売りながら、画面に映り込むたびにかえって目立ってしまい、すっかり人気者となった。

「銀魂-ミツバ篇-」山崎dTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」より
昨年の『銀魂2』では関連イベントでも大活躍。dTVの「銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-」を上映した舞台挨拶では、仮にパート3があった際のスピンオフの主演を狙っていることも激白。福田監督に「小栗旬を凌ぐなにかがあるの?」と突っ込まれ、「体力は僕の方があります」「演技力だって…僕だって経験を積んでいますし、ここぞというときの顔は出せます!」「俺の時代ですよ! 世代交代です」と弱々しくも宣言していると、サプライズで小栗さんが登場。「今度勝負しよう」と詰め寄られるひと幕もあった。

戸塚純貴、小栗旬/「銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-」舞台挨拶
さらに、『銀魂2』の大ヒットを記念して行われた実写映画&dTVドラマイッキ見“応援上映”は、アニメ版の山崎役の声優を務める太田哲治とそろって登壇する“ザキまみれ”イベントに。戸塚さんは満席の会場から大歓声を浴びて感激がとまらず、太田さんにアツいハグも飛び出すほど。

自ら執筆した「山崎退監察レポート」でつい溢れ出てしまう「銀魂」愛や福田組への愛と、独特な文体が支持を集めたが、こうした愛されぶりの影には、戸塚さんのストイックなまでの役への向き合い方があることをファンは知っている。「3やってほしいです(笑)そして、そのときはまたdTVでドラマをやっていただいて、山崎退の三部作でもよいですよ(笑)」とインタビューでも明かしていたが、もし続編があれば、今度こそちゃんと(?)スポットライトが当てられることになりそうだ。


貴重?「JKは雪女」で色気ダダ漏れ


いまをときめくブレイク男子・横浜さんが、2015年に平祐奈とW主演を務めたオカルティック青春ラブコメディドラマ。平さんや玉城ティナが雪女、池田エライザが狐火の妖力を持つ女子高生となり、戸塚さんは彼女たちに狙われる宮司の志羽龍之介役に。「スカッとジャパン」で共演したこともある横浜さんは、龍之介の命令に絶対服従で、ときには足蹴にされてしまう安藤玲役を演じた。

一瞬、色気ダダ溢れのイケメンキャラなのかと思いきや、やっぱりヘタレな残念キャラ。自分が大好きすぎて、“変態ナルシスト”と呼ばれたりも…。ただ、運動神経抜群な戸塚さんの身軽さを、改めて確認することもできる。

介護の仕事に向き合う主人公に『ケアニン~あなたでよかった~』


戸塚さんの“純粋で貴い”部分がよく現れた主演映画。“山崎”とはまた異なる戸塚さんを知りたい方におすすめ。主人公の新人介護福祉士・大森圭が、初めて担当した認知症のおばあさんとの関わりを通じて“ケアニン”として成長していく物語となる。なお、同じ製作陣による、在宅医療に取り組む若手医師を主人公にした『ピア~まちをつなぐもの~』(4月26日公開)にも同役で友情出演している。


さらに、『ケアニン』の舞台となった神奈川県藤沢市の介護施設「あおいけあ」に1年間密着したドキュメンタリー『僕とケアニンとおばあちゃんたちと。』(5月18日公開)ではナレーションを担当。監督を務めるのは、戸塚さんと同郷で同じ年という佐々木航弥監督。

「佐々木くんの感性と若者目線だから見えてくるリアリティと、嘘のない素直な作品。介護のみならず人間の徳がにじみ出て、人と人の向き合い方を考えさせられます。間違いなく、記憶に心に残る作品です。たくさんの方々に見て頂きたい」と自身のブログでもアピールしている。

チームに欠かせないムードメーカー『走れ!T校バスケット部』


「おっさんずラブ」「チア☆ダン」の徳尾浩司が脚本、『青夏 きみに恋した30日』『ReLIFE リライフ』の古澤健が監督を務めた青春スポーツ映画。演じるのは、全国レベルの実力者である主人公・陽一(志尊さん)の入部に歓喜する寿司屋の息子・川崎裕太ことガリ役。ちょっと頭でっかちな、チームのムードメーカーというポジションはお手のものだ。

『走れ!T校バスケット部』(C)2018「走れ!T校バスケット部」製作委員会
印象的なのは、元・柔道部で怖がりの健太(阿見201)にボールをぶつけようとするシーン。強豪校でいじめを受けていた陽一がトラウマにとらわれる中、佐野勇斗演じるキャプテン・矢島が一喝してその場を収める。「なんだよ、ただのいじりじゃん」との言い訳から、自身の行動をすぐに省みて詫びることができる、そんなごく当たり前の行動には、陽一同様、ホッとさせられる。

スカした今どきの若者「私のおじさん~WATAOJI~」


制作会社の新人AD・一ノ瀬ひかりを岡田結実、彼女の前に現れる自称「妖精」のおじさんを遠藤憲一が演じたお仕事コメディ。ひかりの先輩でバラエティ番組「限界MAX★あなたも私もヤッテミー!!」担当のAD・九条役を務めた。極度のSNS依存で、「働き方改革」を盾に雑務はひかりに押しつけ、“きっちり自分の仕事しかしない”冷めた若者も、またハマる。

番組公式インスタグラムの「AD九条のイケメン風」写真がツボで、彼がジュノンボーイであることを再認識するカットが続々。


高杉真宙のドS御曹司の監視役「高嶺と花」


鈴木おさむ作・演出の舞台「カレフォン」(’18)ではイケメン御曹司役を務めていた戸塚さん。本作では、高杉真宙が彼史上最高にドSで高飛車、かつヘタレの御曹司・才原高嶺を演じているが、戸塚さんはそのサポート役となる優秀な部下・霧ヶ崎瑛二役に。高校生役を演じることも多かったが、スーツ+眼鏡のデキる男の姿は必見だ。

しかも、高嶺を快く思わない親族からの刺客らしい!? 高嶺と別れるよう一般庶民のJK・花(竹内愛紗)に近づくが、高嶺から「このスパイ眼鏡!」と罵倒されることに…。 


町工場の2代目に「スパイラル~町工場の奇跡~」


2018年4月に新設されたテレビ東京の「ドラマ Biz」第5弾で、真山仁のベストセラー「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品を玉木宏主演でドラマ化。エリート銀行員から企業再生家に転身した芝野健夫(玉木さん)が、天才発明家だった創業者を亡くし、倒産危機に陥った町工場を立て直していく。

戸塚さんが演じるのは創業者である父(平泉成)に劣等感を抱いている息子・藤村望。「父の死をきっかけに人生が変わっていく、関わっていく人たちによって町工場の発展と共に人として成長していく姿を描いていきたい」と、本格ビジネスヒューマンドラマへの真摯な姿勢をブログでは明かしている。


「私のおじさん」「スパイラル」と2クール連続でドラマにレギュラー出演し、「高嶺と花」も4月22日(月)から地上波放送が決定と、2019年も躍進を続ける戸塚さん。ますます幅広い層にその名が浸透していくに違いないが、ひと回り成長した姿に期待するとともに、ド直球の大人のラブストーリーも見てみたいような気も…。らしくない?
《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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