映画芸術科学アカデミーが、今年の新会員候補819人の名前を発表した。819人は招待を受け入れれば同アカデミーの会員となる。招待人数としては2018年が928人、2019年が842人に対して今年は若干減少しているが、史上3番目の数。ここ数年“多様性”が重視されるなか、今年は招待した会員候補の45%が女性、36%が有色人種、49%がアメリカ国外の68の国・地域の人々という割合になったという。15人の受賞者を含むオスカーのノミネート経験者75人も招待されている。2016年に「オスカーは白すぎる」という批判が噴出し、同アカデミーは2020年までに女性会員、有色人種の会員数を倍増するという目標を立てたが、どちらも達成した形だ。具体的には「The Hollywood Reporter」によると、女性は1446人から3179人に、有色人種の会員は554人から1787人にと3倍以上になっている。(どちらも2015年と今年の比較)。新会員に招待された819人の中で、特筆すべきは外国語映画でありながら、今年アカデミー作品賞を受賞するという快挙を遂げた『パラサイト 半地下の家族』の関係者が13人招待されているということ。以下は主な新会員俳優部門アナ・デ・アルマス、エヴァ・ロンゴリア、フローレンス・ピュー、ゼンデイヤ、オークワフィナ、コンスタンス・ウー、ザジー・ビーツ、オリヴィア・ワイルド、シンシア・エリヴォ(音楽部門でも招待)監督部門アリ・アスター(『ミッドサマー』)、マット・リーヴス(『猿の惑星:聖戦記』)、ルル・ワン(『フェアウェル』)、マシュー・ヴォーン(『キングスマン』シリーズ)
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