芳根京子、不老化処置を受ける難役に挑戦…人生の分岐点を切り取る『Arc』場面写真
SF作家ケン・リュウの傑作短編小説「円弧」の映画化『Arc アーク』より、芳根京子演じる主人公・リナの人生の分岐点を切り取った重要な場面写真が公開された。
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人類史上初めて永遠の命を得た女性の人生を描く本作。不老化処置を受けて30歳の若々しい身体のままに、永遠の命を得たリナ役の芳根さんは、本作で1人の女性の17歳から100歳以上を生き抜くという、キャリア史上最難関の役どころに挑んだ。
今回到着した場面写真では、そんなリナが19歳で人生の師となるエマ(寺島しのぶ)と出会い、プラスティネーションにより美しい状態で保存された<ボディワークス>に初めて触れようとするシーンや、30歳のリナが天才科学者・天音(岡田将生)と共に世に不老化技術完成を発表する際、緊張した面持ちでお互いの気持ちを確かめ合うシーンなど、彼女の人生の分岐点が切り取られている。
さらに、姉弟でありながら相反する研究に没頭するエマと天音の不穏な場面、キャラクターの詳細が明らかになっていない小林薫が風吹ジュンの車椅子を押すカットも公開された。
今作では、見た目の変化なしで年月の流れを表現しなければならない難役に挑んだ芳根さん。オファー当初、芳根さんは「今の私ではまだこの役の人間的な深みを表現するのは難しいのではないか」と正直な気持ちを監督に伝えたというが、石川慶監督は「自分の中では、絶対に出来るという確信がありました」と絶大な信頼を寄せ、「過去にご一緒した時に、大ベテランの共演者たちに食らいついて行く迫力を見せてくれて、鮮烈な印象を残しましたので。今回はベテランの方たちが脇を固めることによって、さらに力を発揮してくれるに違いないと思っていました。結果、本当にそうなりましたね!」とコメントしている。
『Arc アーク』は6月25日(金)より全国にて公開。