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【インタビュー】ジョン・カビラ×宇垣美里、コロナ禍のアカデミー賞授賞式に“期待”「どんな魔法をかけてくれるか」

世界最高峰の映画の祭典「第93回アカデミー賞授賞式」でWOWOW独占生中継の案内役を務めるジョン・カビラと宇垣美里に今年の受賞予想を聞いた。

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宇垣美里&ジョン・カビラ「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」/photo:Jumpei Yamada
宇垣美里&ジョン・カビラ「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」/photo:Jumpei Yamada
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  • 宇垣美里「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」/photo:Jumpei Yamada
  • ジョン・カビラ「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」/photo:Jumpei Yamada
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  • 宇垣美里&ジョン・カビラ「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」/photo:Jumpei Yamada
  • 宇垣美里&ジョン・カビラ「生中継!第93回アカデミー賞授賞式」/photo:Jumpei Yamada
4月25日(現地時間)に開催される世界最高峰の映画の祭典「第93回アカデミー賞授賞式」を、WOWOWではアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアター他より独占生中継。案内役としては14回目の出演を果たすジョン・カビラ、そして初の案内役を務める宇垣美里に話を聞いた。

新型コロナウイルスの影響が長引く中、開催が危ぶまれた第93回アカデミー賞授賞式は例年の2月開催から4月に延期に。映画館の閉鎖が続く現状を考慮し、インターネットを通じて配信された作品も各部門のノミネート資格を得る異例の条件が加えられた。

オスカー像-(C)Getty Images
その結果、作品賞にノミネートされた8作品は、オスカー前哨戦で強さを見せる『ノマドランド』、デヴィッド・フィンチャーがNetflixと手を組んだ『Mank/マンク』、さらに80年代、アメリカに移住した韓国人一家の過酷な運命を描く『ミナリ』など、例年以上に多種多様なラインナップに。一筋縄ではいかないのが、アカデミー賞の常ではあるが、今年は例年以上に予想が難しい。


作品賞の最有力は2人そろって『ノマドランド』!



――ずばり作品賞に輝くのは、どの作品だと思いますか?

カビラ:日本からハリウッドを見守る僕らファンとしては、劇場公開を優先する作品がいつまで牙城を守れるか。それとも配信系の作品が、ついに栄冠に輝くか? そういう意味では『ノマドランド』と『Mank/マンク』の争いに注目ですね。振り返ると、アルフォンソ・キュアロン監督がNetflixと製作した『ROMA/ローマ』で監督賞を獲得しましたが、作品賞に及ばなかった(第91回)。うーん、でも最有力は『ノマドランド』かな。個人的には『ミナリ』に期待する部分もありますし。日本でも大ヒットしていますもんね。

『ノマドランド』(C) 2020 20th Century Studios. All rights reserved.『ノマドランド』
宇垣:私も「受賞するだろう」という意味で、劇場公開された『ノマドランド』が一番作品賞に近いと思います。実際に作品を拝見し、映像の美しさ、それに寄り添う音楽、主演を務めるフランシス・マクドーマンドの素晴らしさ…、作品としての完成度が非常に高いですよね。前哨戦でも評価されていますし、6部門ノミネートというのも強み。個人的に注目しているのは、『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア(原題)』。現代に地続きになった“Black Lives Matter”のメッセージが描かれた作品で、今回エントリー期間が延びたおかげで、候補にあがったので、どこまで伸びるのか未知数ですし。


今年のアカデミー賞は“多様性の賛歌”になる!



――監督賞に2人の女性(『ノマドランド』のクロエ・ジャオ、『プロミシング・ヤング・ウーマン』のエメラルド・フェネル)、主演男優賞と助演女優賞に『ミナリ』からスティーヴン・ユアン、ユン・ヨジョンがそれぞれノミネートされています。

カビラ:“多様性”といかに向き合い、包括していくかはアカデミー賞にとって長年の課題だったわけで、今回のノミネーションは1つの回答だと言えますね。監督賞に韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョン(『ミナリ』)が名を連ねているのも快挙。単純に優劣をつけるのは難しいですが、今年のアカデミー賞が“多様性の賛歌”になるのは、間違いないと思います。

『ミナリ』(C)2020 A24 DISTRIBUTION, LLC All Rights Reserved.『ミナリ』
宇垣:カビラさんがおっしゃる通り、多種多様な方々がノミネートされていますよね。特に俳優部門は、昨年受賞者が全員白人だったこともあり、これまでの反省をくんでいるのかなと。こういったアカデミー賞の選択は、とても前向きで素敵なことだなと思います。

《text:Ryo Uchida/photo:Jumpei Yamada》

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