スペースシャトルを襲った謎の衝突によって、シャトルの残骸内に地球外の何かが紛れ込むという恐ろしい事態が巻き起こる。この何かと接した者は、不気味で説明のつかない変化を遂げていくのだった。ほどなくしてワシントンの精神科医、キャロル・ベネル(二コール・キッドマン)と同僚のベン・ドリスコル(ダニエル・クレイグ)は、この奇病の正体が地球外の伝染病だという恐ろしい事実を発見する。この伝染病の病原は睡眠中の人間に襲いかかり、その体内を感覚のない非人間に変えてしまうのだった。外的変化はないが、無表情になり冷酷になっていく犠牲者たち。そんな中キャロルに残された唯一の道は、この絶望的な侵略を阻止する鍵を握ると思われる幼い息子を探し出すまで、眠らずにいることだった。二コール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演のSFスリラー。
オリヴァー・ヒルシュビーゲル