第二次世界大戦後の中華人民共和国建国前夜。毛沢東率いる人民解放軍と蒋介石率いる国民党軍の戦いの中で最も死者が多く、熾烈な戦いと言われた准海戦役が勃発。人民解放軍の9連隊長、グー・ズーティ(チャン・ハンユー)は47名の部下と共に准海戦役の最前線に送られた。圧倒的に数で勝る国民党軍の攻撃に、次々と命を落としていく部下たち。そして、自分の部隊だけ全滅という最悪の結果だけが残った。激戦の中でたった一人生き残ったグーは、自責の念に囚われていた。そして、戦場に散った仲間は名誉の戦死ではなく、失踪者扱いになっていることが分かる。グーは、仲間の名誉を取り戻すために長く困難な闘いへと身を投じる。果たして、彼は仲間の名誉は取り戻すことが出来るのか…!? 中国の“国共内戦”によって引き起こされた悲劇を基に、戦うことの愚かさや人間の持つ脆さ、そして強さを描く戦争ドラマ。監督は、『イノセントワールド−天下無賊−』や『女帝 [エンペラー]』のフォン・シャオガン。
フォン・シャオガン