炭鉱夫のトムは、同僚5人を炭鉱に閉じ込めてしまう大規模な事故を起こしてしまった。唯一、ハリーだけが生き残ったが、彼はその後、魂だけが生き続ける植物人間となってしまう…。事件から10年。街の人々から暗い記憶が薄れかけようとしていたバレンタインの日、街を出ていたトムが戻って来た。彼は自らが引き起こした事故のことが頭から離れず、記憶の病に苛まれていた。そんなバレンタインの夜、平穏だったハーモニーの街に、暗い過去が再び蘇った。炭鉱夫のマスクを被り“つるはし”で武装した殺人者が逃走しているという。次々と惨劇は続き、見えざる恐怖が人々を襲う。トムは、ハリーは、そして街の人々の運命は――!? ジョージ・ミハルカ監督の『血のバレンタイン』('81)をリメイクした、世界初のデジタル3Dラブ・ホラー。
パトリック・ルシエ