美しい自然に囲まれた信州の地方都市・松本。内科医の栗原一止(櫻井翔)は、医師が不足しながらも多くの患者を抱える“24時間、365日対応”の本庄病院に勤めている。多忙な毎日ではあるものの、先輩外科医、看護師、上司らエネルギッシュな同僚たちと共に日々の診療をこなしている。どこか浮世離れした独特の雰囲気を持つアパート御嶽荘に帰れば、大家で絵の描けない画家や博学な大学生といった不思議な住人たち、そして最愛の妻・榛名(宮崎あおい)と語らうことで毎日を凌いでいた。そんな折、彼はひとりの患者と出会い人生の岐路に立つことになる――。2010年本屋大賞2位のベストセラー同名小説を映画化。
深川栄洋