クリスマスを迎えた北フィンランド。クリスマスムードで賑わう町中とは遠く離れた山村で、サンタを恐れる少年ピタエリは、トナカイ猟を営む厳格な父親ラウノと寂しく過ごしていた。そんな中「考古学上の発掘作業」の名目で国境付近の山に封印されたというサンタクロースが、多国籍企業の社長の手によって掘り起こされていた。これを機に地元の子供たちが次々と失踪したり、トナカイの大量死が発見されるなど奇妙な事件が発生。ピエタリと大人達はこの町を守ろうと、一攫千金狙いの多国籍企業、サンタクロース相手に戦いを挑むことを決意する。
ヤルマリ・ヘランダー