青い作業着に身を包み、50年以上暮らしているカーネギー・ホールの上のスタジオアパートの小さな部屋は、いままで撮影した全ネガフィルムが入ったキャビネットに占領され簡易ベッドが置いてあるだけ。キッチンもクローゼットもない。仕事以外のことには全く無頓着で、頭の中はいつもファッションのことだけでいっぱいなビル。自分の仕事をこよなく愛し、そしてニューヨーカーたちに愛され続けるビル・カニンガムという希有の人物を通して、人生の普遍的なテーマを追いかけたドキュメンタリー。
リチャード・プレス
青い作業着に身を包み、50年以上暮らしているカーネギー・ホールの上のスタジオアパートの小さな部屋は、いままで撮影した…
ストリートスナップはここ数年で日本にも定着した感がありますが、その元祖とも呼べそうな人がニューヨークの写真家ビル・カニンガム氏。有力紙「ニューヨークタイムズ」でファッションと社交のコラムを担当する彼は50年間も街角でおしゃれスナップを撮り続けてきました。
青い作業着に身を包み、50年以上暮らしているカーネギー・ホールの上のスタジオアパートの小さな部屋は、いままで撮影した全ネガフィルムが…
今年は、ドキュメンタリーの秀作が続々登場しています。しかも、この春から夏にかけては、ファッション、デザイン、アート関連の記録映画が目白押し。そこで今月のコラムでは、いま気になるおしゃれドキュメンタリー3本を取り上げていきます。
フォトグラファー、ビル・カニンガムを追ったドキュメンタリー『ビル・カニンガム&ニューヨーク』(配給:スターサンズ、ドマ)の公開を記念して、5月1日から12日の期間、伊勢丹新宿店とビームス(BEAMS)が初となる共同プロモーションを実施する。
「ニューヨーク・タイムズ」紙の人気ファッション・コラム“On the Street”と社交コラム“Evening Hours”を担当する名物フォトグラファー、ビル・カニンガム。ストリートファッション・スナップの元祖的存在でもある彼だが、親しい業界人でさえ彼のプライベートを知る人は少ない。そんな彼に密着した映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』が来年5月より日本にて公開となる。そしてこのたび本作のキュートかつポップなポスター・ビジュアルがひと足早くシネマカフェで解禁に!