ヘルシンキに向けて飛行中のアメリカ大統領専用機エアフォース・ワンが、テロリストの地対空ミサイル攻撃を浴び、フィンランド北部の人里離れた山岳地帯に墜落した。緊急脱出ポッドに避難したアメリカ大統領は、森の奥深くに着地して一命を取り留めるが、ポッドの位置を見失ったワシントンD.C.の国防総省は救助隊を送り込むことができない。山に身を潜めていた武装テロ・グループは、すかさず孤立無援の大統領を捕獲しようと“地上最大の狩り”を開始。もはや絶体絶命と思われた大統領に救いの手を差しのべたのは、シカ狩りをしていた狩人の血を引く13歳の少年ハンターだった…。全てを失った大統領と少年ハンターの究極のサバイバルがいま始まる…。
ヤルマリ・ヘランダー