神戸で女子高に通う朝海のもとに、故郷福島に留まる同級生・本気(マジ)から一通のメールが届く。「立ち入り制限区域になっている母 校の校庭に埋めた、タイムカプセルを掘りに行かないか?」。同じ誘いを受けた小学校時代のクラスメイト二人、神戸で暮らす勝と横浜 の夜の街で働く香雅里、そしてひょんなことから朝海たちに同行することになった教師・岡里は、一路福島を目指す。長い旅路の果てに たどり着いた地で、彼らは何を見て、何を感じるのか...。
井上剛