デヴィッド(ティム・ロス)は、終末期患者の看護師をしていた。 別れた妻と娘とは、息子ダンの死をきっかけに疎遠となり、一人暮らし。 彼には、患者の在宅看護とエクササイズに励む以外の生活はなく、 患者が望む以上に彼もまた患者との親密な関係を必要としていた。 ある日デヴィッドは、末期がんで苦しむマーサ(ロビン・バートレット)に安楽死を幇助して欲しいと頼まれる。患者への深い思いと、デヴィッド自身が抱える暗い過去…。その狭間で苦悩する彼が下した壮絶な決断とは――。
ミシェル・フランコ