ジェス(ドリュー・バリモア)とミリー(トニ・コレット)の二人は数十年来の大親友。幼い頃から洋服や友人関係、初めてのキスや初体験の秘密まで、 人生の全てを共有してきた。大人になり、ミリーはキットというバンドマンの彼氏と結婚・出産、PR会社のキャリアウーマンとしても充実した生活を過ごし、 ジェスは都市設計家の仕事を得て、ボーイフレンドのジェイゴとテムズ運河に浮かぶボートハウスに居を構える。 結婚しても、子供ができても、二人の関係は変わず、友情もあたりまえに続いていくものだと思っていた。しかしある時、ミリーに乳がんが見つかってしまう。また同じ頃、不妊治療を続けてきたジェスに待望の子供ができる。しかしミリーのことを思うと、ジェスが一番に伝えたいはずのミリーに、どうしても子どものことを伝えられない。相手を想うがゆえに言葉にできないことがふえていく2人の友情のゆくえは――。
キャサリン・ハードウィック