1940年の晩春、シチリア島。12歳の少年レナートは、その日初めて村一番の美女と名高いマレーナを見た。マレーナは結婚してすぐに戦地へ行ってしまった夫ニノのことを想いながら暮らす日々。そんなマレーナに恋をしてしまった少年レナート。以来レナートはどんな時もマレーナを見つめつづけた。その想いが届くことは決して無くとも…。
ジュゼッペ・トルナトーレ