2つ目の落語家、今昔三つ葉(国分太一)。古典落語にこだわるが師匠の真似ばかりで思うように腕は上がらず真打ちには程遠い。そんな悩める彼のもとにひょんなきっかけから「落語を、話し方を習いたい」と無愛想で口下手な美人・十河五月(香里奈)、勝気な関西弁の少年・村林優(森永悠希)、毒舌の元プロ野球選手・湯河原太一(松重豊)の3人が集まってくる。ところが、彼らは集まるごとに言い争い、なかなか落語も覚えない。そんな彼らをまとめなくてはならない三つ葉にも“恋”と“仕事”の迷いがあって…。1997年「本の雑誌」ベスト10・第1位に輝いた小説を『愛を乞うひと』の平山幸秀監督が映画化。TOKIOの国分太一の初の単独主演映画。
平山秀幸