ピアニストを夢見る少年・雨宮修平は、転校初日に“森にある、壊れたピアノを弾いてくる”という肝試しを命じられる。困惑する修平を見かねた少年・一ノ瀬海は、一緒に森へ出かける。実は、その“森のピアノ”は海だけが弾くことができるのだった。海は修平との出会いでピアノを弾く喜びを実感し、彼らは次第に友情を深めていく。週刊モーニング(講談社)で連載中の一色まことのコミックを原作にしたアニメーション映画。
小島正幸
自由奔放で天才的な音楽の才能を持つ少年・海が様々な人と出会い、ピアニストを目指すようになる姿をドラマティックに描いた『ピアノの森』。『時をかける少女』や『パプリカ』のマッドハウスによるアニメーションと、70歳の巨匠ウラディーミル・アシュケナージのピアノ演奏という豪華スタッフによる本作が7月21日(土)に初日を迎え、上戸彩、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子、宮迫博之(雨上がり決死隊)、小島正幸監督が舞台挨拶を行った。上戸さん以下、声優陣はキャラクターをイメージした衣裳での登場となった。
空前のクラシック・ブームの中、累計350万部の売り上げを突破した一色まことの人気コミックが、豪華声優陣とスタッフによってスクリーンに登場。7月21日(土)に公開を迎えるこの夏注目のアニメーション映画『ピアノの森』。本作の完成披露試写会が7月9日(月)に行われ、上戸彩をはじめ、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子ら主要ボイスキャストが集結。小島正幸監督とともに舞台挨拶に登壇した。
日本は今、空前のクラシック・ブームと言われています。CDが売れないというこのご時制に、売り上げランキングの上位にはクラシックCDが食い込んでくるなんてことも珍しくなくなりました。かく言う私も、最近よく聴くのはクラシック音楽。ご他聞にもれず、「のだめカンタービレ」(コミック&アニメ)のファンです。普段、コミックを手に取ることはほとんどありませんが、TVで深夜に放送されていたアニメ版を偶然見てから、すっかりはまってしまいました。
深い森の中で月明かりに照らされる一台のピアノ。音楽に愛された少年・海と音楽を愛せなくなった修平の2人は、この不思議なピアノに導かれるように出会い、互いに成長を遂げてゆく。『パプリカ』や『時をかける少女』など数々のアニメーションを手がけてきたマッドハウスによる新作『ピアノの森』が7月21日(土)に公開を迎える。これを記念して6月18日(月)、東京芸術劇場にて国際的に活躍するピアニスト、清水和音と高橋多佳子、さらに劇中のピアノを担当した若きピアニストたちを迎えて「『ピアノの森』コンサート」が開催された。