1642年、35歳のレンブラント(マーティン・フリーマン)は、一流の肖像画家としてヨーロッパ中にその名を轟かせ、妻のサスキアの優秀なビジネス手腕も手伝って、莫大な富を築いていた。その上、2人の間には待望の男子が誕生し、レンブラントはまさに人生の絶頂期にいた。この絵を描くまでは…。『コックと泥棒、その妻と愛人』のP・グリーナウェイ監督が、多くの謎に包まれてきた世界的名画「夜警」の謎に迫る。
ピーター・グリーナウェイ
門外不出の名画「夜警」を描き、美術史に燦然と輝く画家・レンブラントの栄光と、転落の謎に迫った映画『レンブラントの夜警』。本作の監督を務め、美術作家としても活躍するピーター・グリーナウェイに話を聞いた。
「あなたが地球上でたった一人の人間だったらどうしますか?」
多くの謎につつまれてきた世界的名画「夜警」の真実に迫り、今年のヴェネツィア映画祭で大喝采を浴びた『レンブラントの夜警』。本作の監督、ピーター・グリーナウェイが来日し、10月30日(火)に記者会見を行った。