8月の広島。恋人に振られたばかりのキャリアウーマン・響子(鶴田真由)は、仕事で訪れたこの地で、ひとりの青年と出会う。彼は、60年前の昭和20年8月3日の広島から現代にタイムスリップしてきたという軍人・矢田貝(池内博之)。響子は半信半疑ながらも、貝と過去を調べていくうちに、彼と激しい恋に落ちていく。しかし、彼が過去に帰るということは、歴史的な悲劇に遭遇すること。2人の恋はやがて大きな決断を迫られる…。
酒井信行
8月の広島を舞台に、60年前からタイムスリップしてきた青年軍人と、現代を生きる女性の時空を超えた純愛を綴った『恋する彼女、西へ。』。昨年11月に、物語の舞台となった広島で先行公開された本作が、2月9日(土)、東京での公開初日を迎え、主演の鶴田真由、池内博之、そして小林桂樹による舞台挨拶が行われた。