小高い山の頂上にそびえ立つイスラエル軍前哨基地、ボーフォート。2000年、レバノンでのイスラエル支配の象徴であったボーフォートに、22歳の若き指揮官・リラズ(オシュリ・コーエン)が最前線での任務を任された。恐怖に包まれながらも若さゆえの無邪気さを持つ少年兵たち。しかし、爆弾除去の作戦失敗や見えない敵からの爆撃で次々と仲間が死に、少年兵たちは精神的に病み、リラズもまた恐怖と共に苦悩していた…。レバノンからの撤退が近付く中、彼らに与えられた最後の任務とは――!? 第80回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。2007年第57回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品。
ヨセフ・シダー