日本を旅立ち、単身タイに降り立った彩子(長谷川京子)。だが、ホテルに向かうはずのタクシーがたどり着いたのは、混沌とした森の中だった。そこで、彩子はタイ人の母子とひとりのフランス人と出会う。言葉も通じない、相手が何者かも分からない、コミュニケーションも取れないことへの不安と混沌の中、苛立つ彩子はタイの古式マッサージに触れる――。『殯の森』で2007年度カンヌ国際映画祭グランプリ受賞をした河瀬直美監督の最新作。
河瀬直美
『殯の森』でカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞した河瀬直美監督が、タイを舞台に一人の日本人女性が、タイ式マッサージとの出会いを通じて自らを見つめ直していく姿を描いた『七夜待』。本作が11月1日(土)に公開を迎え、河瀬監督に主演の長谷川京子、脚本の狗飼恭子による舞台挨拶が行われた。
『殯の森』で昨年のカンヌ国際映画祭で見事グランプリを受賞した女流監督、河瀬直美が、タイを舞台に完成させた最新作『七夜待』。11月1日(土)の公開を前に、10月14日(火)に本作の女性限定試写会が行われ、上映前のトークショーに主演の長谷川京子と河瀬監督が登壇した。タイをイメージした花々とキャンドルに囲まれ、ガールズトークに花を咲かせた。