育ち盛りの2人の息子を持つとし子(永作博美)はある日、病に倒れ余命を宣告される。突然、愛する人との未来を断ち切られた夫・健大(南原清隆)は、妻とともに“その日”に向けて、子供たちの将来のことを考えたり、かつて結婚当時に暮らした街を訪ねたり、限られた時間を一生懸命に生きていく――。重松清の同名小説を原作に、名匠・大林宣彦が描く夫婦、そして家族の物語。
大林宣彦
いつかは訪れる最期の日=「その日」を宣告された者とそれを見守る人々の姿を描いた、重松清の同名小説を名匠・大林宣彦が映像化した感動作『その日のまえに』。東京国際映画祭初日の10月18日(土)、本作が「ある視点」部門にて初上映された。大林監督の人柄あふれるMCに乗せて、南原清隆、今井雅之、勝野雅奈恵、原田夏希、窪塚俊介、山田辰夫、大谷燿司、小杉彩人、厚木拓郎、伊勢未知花の総勢11名による舞台挨拶が行われた。