杜の都・仙台。野党初の首相となった金田が、凱旋パレード中にラジコン爆弾により暗殺された。時同じくして、宅配便ドライバーの青柳(堺雅人)は、旧友の森田に何年ぶりかで呼び出されていた。鬼気迫る様子で、首相暗殺事件の予告を口にする森田。すると、警官が突然現れ、青柳に向かって拳銃を構え、森田は死亡してしまった。訳のわからないまま、青柳は殺人犯として無実の罪を被せられ、警察そして日本国中から追われる羽目に。彼を信じる人間は、大学時代の元恋人・晴子(竹内結子)と友人たちだけ。絶体絶命の中、彼は無実の罪を晴らし、逃げ切ることが出来るのか…。34万部を超える伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化。『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』に続き、中村義洋監督がメガホンを取る。
中村義洋