1970年代に頭角を現し、類まれな音楽性、怒りを表現した詩、独自のスタイルを貫くパフォーマンスで、ミュージックシーンを刺激し続けてきた伝説のロッカー、パティ・スミス。パンクの女王であると同時に、詩、絵画、写真など、多岐にわたる分野で活躍するアーティストであり、社会活動家であり、そして母であり、娘でもある、ひとりの女性。本作は、11年間にも及ぶ密着取材で記録された映像をベースに、ライブ・パフォーマンス、自身による解説、インタビューを通して、彼女の半生、精神性、哲学を解き明かしていく人生唯一のドキュメンタリー。
スティーヴン・セブリング