全てを忘れ、独り身で寂しい日々を過ごすロバート(マーティン・ランドー)。ある日、彼が仕事を終えて家に戻ると、そこに一人の美しい女性、メアリー(エレン・バースティン)がいた。メアリーとの出会いで毎日が心躍る楽しいものになったロバートだったが、薬を飲み忘れ、つい先ほどのこともすっかり忘れてしまっていた自分に気づき、ショックを受ける。そして、昔の自分の写真を目にし、次第に過去を思い出していく。恋の相談相手だった仕事先のオーナーは息子であり、メアリーの娘だと思っていた女性は自分の娘でもあり、そして恋に落ちたメアリーは妻であった…。
ニック・ファクラー