角膜移植手術を終えたばかりの全盲の女性の死体が自宅の地下室より発見された。自殺したサラの妹・フリアは、姉の死は他殺ではないかとの疑いを持つ。調査を始めるうちに姉には「恋人」と思われる男性がいたことが判明する。しかし、誰もが口をそろえて「彼の顔を見ていない」という。次第にフリアの周りでも、不穏な人影がチラつき始める。犯人がフリアに近づきつつある中、彼女の視力もまた、徐々になくなりつつあった…。
ギリェム・モラレス