戦後、「日本画滅亡論」まで登場した日本画壇において、新しい時代の新しい日本画の創造を目指して活躍した中村正義。二十代で結核を患い、後年癌を発症。52歳という若さで逝去。旧勢力からの圧力や妨害を受けながらも、自らの信念を曲げず、死と向き合いながら真の創造を求め続けて生涯を終えた。そんな父を敬愛し、「中村正義の美術館」を守り続けてきた娘・倫子さんが、自分の未だ知らない本当の父の姿を探して旅をする――。
武重邦夫
近藤正典
〆切り:12月27日(木)