男という存在を“経済”にだぶらせ、金に蹂躙されたひとりの妻であり、母である女性の“業”をサスペンスフルに描き出していく。本作により、モスクワ国際映画祭でズビャギンツェフは「最優秀監督賞」を受賞、さらにロシアのアカデミー賞といわれるNIKA賞では「主演女優賞」「助演女優賞」をW受賞した。
アンドレイ・ズビャギンツェフ
本年度の第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、最新作『Leviathan』(原題/日本未公開)が「最優秀脚本賞」を受賞し、本年度アカデミー賞…