2007年、シカゴ在住のある青年がオークションで大量の古い写真のネガを手に入れた。その一部をブログにアップしたところ、熱狂的な賛辞が次から次へと寄せられた。この奇跡の大発見を世界の主要メディアが絶賛。写真集は全米売り上げNo.1 を記録、NY・パリ・ロンドンでいち早く展覧会が開かれるや人々が押し寄せた。撮影者の名前はヴィヴィアン・マイヤー。すでに故人で、職業は元ナニー(乳母)。決して素性を明かさず、15満点以上の作品を残しながら、生前1枚も公表することがなかったという。ナニーをしていた彼女がなぜこれほど優れた写真を撮ることができたのか?なぜ誰にも作品を見せなかったのか?監督は、この世紀の発見の張本人であるジョン・マルーフ。アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされた新たなアート・ドキュメンタリーの傑作。
ジョン・マルーフ
チャーリー・シスケル