コミュニケーションが苦手で本音を言えない少年・坂上拓実(中島健人)は高校3年生のある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実⾏委員に突然任命され戸惑う。⼀緒に任命されたのは、全く接点のないクラスメイトの成瀬順(芳根京子)。幼いころに何気なく発した言葉によって家族がバラバラになってしまったことが原因で、しゃべろうとすると腹痛が起きてしまい、コミュニケーションは筆談のみ。クラスメイトからは変わった子だと思われている。担任から出し物としてミュージカルを提案され、ヒロインを演じることになった順は、拓実からのある言葉をきっかけに<今まで心に閉じ込めてきた想い>を歌にして伝えると決心するのだが…。
熊澤尚人