コラム2008-05-30 13:12

シネマカフェ的海外ドラマvol.67 おブスなベティのサクセスストーリー その2

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「アグリー・ベティ」 -(C) Touchstone Television

「アグリー・ベティ」の中心となっているのは、一流ファッション誌「MODE」で奮闘するベティの青春ストーリー。アグリーだけれど聡明で、心優しいヒロイン、ベティ・スアレスは、たちまち全米の人気者となりました。

「アグリー・ベティ」 -(C) Touchstone Television

N.Y.の庶民的なエリア、クイーンズのラテン系家庭で、愛情いっぱいの父親やシングルマザーの気丈な姉、その幼く個性的な息子と共に暮らすベティ。決して完璧ではないけれど、家族の深く大きな愛に包まれ、すくすくと真っ直ぐ育ったベティの姿は、家族愛や肉親の絆を重んじるアメリカの良心だと言えます。

そんなベティがおしゃれなマンハッタンの編集部で逆境にもめげず、サクセスを目指す展開に共感が集まるのはごく自然なこと。そこには、故郷・メキシコから新境地を求めてアメリカに渡り、いまやハリウッドのトップスターとなった製作総指揮、サルマ・ハエックの思いも込められています。華やかだけれど冷たい雰囲気の「MODE」編集部で繰り広げられるサクセス物語と、家族の温かみにあふれたスアレス家のファミリードラマ。これら二面を丁寧に描くことで、「アグリー・ベティ」は単なるファッションドラマとは一線を画した魅力を培っています。

さて、ラテンのニュータイプヒロイン、ベティですが、もちろん演じるアメリカ・フェレーラもラテン系。ホンジュラス移民の両親のもとに生まれた彼女はベティ役に大抜擢されたことで、ベティ以上のサクセスを遂げました。

「アグリー・ベティ」 -(C) Touchstone Television

熱心な映画ファンの方なら『旅するジーンズと16歳の夏』『ロード・オブ・ドッグタウン』への出演を記憶されているでしょうが、ベティ役でのブレイクぶりはまさにワールドワイド! エミー賞とゴールデン・グローブ賞の各主演女優賞をダブル制覇する快挙にも至りました。米TIME誌の“アメリカで最も影響力のある女性100人”にも選ばれたフェレーラですが、そもそもサルマ・ハエックからベティ役をオファーされたときは「“アグリー”だなんて、なかなか失礼な配役かも…」と若干ひるんだのだそう。それでも、作品に魅了された彼女はベティ役を快諾! ちなみに、ドラマの中では歯列矯正器具を装着し、眼鏡も手放せないベティですが、素顔のフェレーラは笑顔がとってもキュート。保険会社が彼女の笑顔に1,000万ドルの保険をかけていることでも有名です。

次回は、冷たかろうが何だろうが「MODE」編集部が気になる! というアナタのために華やかパートを徹底解剖。ベティを取り巻くキャラクターたちもご紹介します。

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