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ホアキン・フェニックス、心はもうラッパー。新作プロモーションに身が入らず

昨年10月に突如俳優を引退し、ミュージシャン転向を宣言したホアキン・フェニックス。その後、ラッパーとしての活動をスタートさせたが、現在は今週末からアメリカで限定都市公開になる最後の主演作『Two Lovers』(原題)のプロモーション中。

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『Two Lovers』(原題)ニューヨーク・プレミアに出席したグウィネス・パルトロー、ホアキン・フェニックス、ヴィネッサ・ショウ -(C) AFLO
『Two Lovers』(原題)ニューヨーク・プレミアに出席したグウィネス・パルトロー、ホアキン・フェニックス、ヴィネッサ・ショウ -(C) AFLO
  • 『Two Lovers』(原題)ニューヨーク・プレミアに出席したグウィネス・パルトロー、ホアキン・フェニックス、ヴィネッサ・ショウ -(C) AFLO
昨年10月に突如俳優を引退し、ミュージシャン転向を宣言したホアキン・フェニックス。その後、ラッパーとしての活動をスタートさせたが、現在は今週末からアメリカで限定都市公開になる最後の主演作『Two Lovers』(原題)のプロモーション中。

共に主演を務めるグウィネス・パルトローとニューヨーク・プレミアに出席したり、マスコミの取材も受けているが、あまり気乗りしないらしく、心ここにあらずの状態のときも。

11日深夜にTVの人気トーク番組「Late Show」に出演したときはそんな状態のピークだったようで、司会のデヴィッド・レターマンとの会話は全く弾まず、たびたび生まれる気まずい沈黙に観客が笑い出してしまうほど。肝心の映画の話題をふろうと、レターマンが「共演した女優さん、彼女の名前は何でしたっけ?」と話しかけてもホアキンは「……」。

この日、ホアキンがはっきり語ったのは、「(俳優業は)ずいぶん長い間、僕の人生の一部だったもので、いまはもう、そうじゃない」ということ。今度はラッパーとして出演したいと言う彼に、レターマンは冗談で「それは難しいと思うよ」と返していた。

そんなホアキンには現在、義弟で親友のケイシー・アフレックがずっと付き添い、カメラを回している。ラッパーとして活動し始めたホアキンの姿を追うドキュメンタリーを製作中とのこと。完成した暁には、新しい道を選んだホアキンの本心を知ることができるだろう。



『Two Lovers』(原題)ニューヨーク・プレミアに出席したグウィネス、ホアキンと共演のヴィネッサ・ショウ。

© AFLO
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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